まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年02月18日(日) 季節はずれの「七福神巡り」

先日、土曜日、いつもの旅仲間と、
季節はずれだが、「新春 七福神巡り」に行ってきた。

実は、1月6日に予定していたのだが、
この日は、低気圧到来で天候が大荒れで、延期になり、
その後、何度か日にち調整しやっと実行できたのだった。
行かないより、遅くとも行った方がご利益があると考えて。

あ、でも、私が、毎年お詣りしている
「新宿七福神」は、1月初めに巡ったので大丈夫。
こっちのご利益はちゃんとあると思うな。
残りの3人は、今年はじめてらしいけど。


今回の「新春 七福神巡り」は、
このように遅れたからには、やっぱり古くて、
由緒ある七福神がいいということで、
江戸で最も古いと言われている、
縁起のいい「谷中(やなか)七福神」とした。

(詳細→「谷中七福神」


この日の順番は、こんな感じである。

◆福禄寿 (人望)  …… 田 端 = 東覚寺 北区
◆恵比寿 (正直)  …… 日暮里 = 青雲寺 荒川区
◆布袋寿 (大量)  …… 日暮里 = 修性院 荒川区
◆寿老神 (長寿)  …… 谷 中 = 長安寺 台東区
◆毘沙門天 (長寿) …… 谷 中 = 天王寺 台東区
◆大黒天 (富財)  …… 上 野 = 護国院 台東区
◆弁財天 (愛敬)  …… 不 忍 = 弁天堂 台東区



この「谷中七福神」は、
北区、荒川区、台東区の3つの区にまたがっているのだが、
距離としてはあまりなく、2〜3時間で回れる距離である。
また、途中に、谷中銀座という古い商店街などもあり、
東京の下町風情を楽しみながら、巡れる七福神でもあるのだ。
(詳細→「谷中銀座」

もっとも、1月は、おめでたい七福神たちが拝めるが、
2月では、七福神は見ることができず、それぞれのお寺で
書いてくれる「御朱印」(行ったという印)も
やってないので、お寺などの外見を見るだけだけど。


そんなわけで、私はたちは、
山手線の「田端駅」から、出発することにして、
土曜日午後駅に集合した。
この日は、ちょっと風があり寒かったが、
4人ともリュックなど背負い張り切っていた。


そして、田端駅で、七福神巡りの地図をもらう。
駅にはちゃんと地図が置いてある。
(いつまで置いてあるかは、わからないけど)



さぁ、
なにはともあれ、
出発だ!




まずは、一番目の「東覚寺」に向かう。

田端駅から、てくてく歩くこと10分くらい。
目指す、「東覚寺」が見えてきた。


「あ、赤い物体がある!
 あれは、なんだ?」






実は、これは、赤い紙を貼られた仁王像である。
「東覚寺」は、この「赤紙仁王像」で有名なのだ。


なぜ、仁王像に赤い紙を貼るかというと、
「自分の体の悪いところと、仁王像の同じところに
 貼ると病気が治るという伝説がある」
ということらしい。


仁王像の体は気の毒なほど、
頭から、足のつま先まで、赤紙だらけだった。
こんな感じね。






がんばっているな…仁王像、
そう思わずにおれなかった。



そして、こんなに上から下まで
びっしりと、病気があるんだ…
などと妙に実感したのだった。
きっと、どこの部位の病気でも治してきたに違いない。


しかし、この赤い紙、
なんと、1枚1200円。
120円じゃない、1200円。



私たちは、この値段を知って、

「ただの赤い紙だよね?」
「うん、ただの赤い紙だね…」
「ただのまっかっかの…」


などと、言い合った。
しかし、もしかしたら、「ただの赤い紙」
ではないのかもしれない。
きっと、どこか何かが違うのだ。
ともかく、赤い紙は、ものすごい量、
ふさふさと風になびいていた。

この仁王像、2体あるのだが、
1体は口を大きく開けていて、
もう1体は、しっかりと結んでいるらしい。
もうすっかり見えなくなっていたけどね。
ホントはこんな感じだったらしい。
「東覚寺 (赤紙仁王)」
ともかく…この赤紙仁王像はがんばっていた。


そしてね、病気が治ったらね、
こんなふうに「ぞうり」をおさめるんだって。
仁王様のぞうりかもね。
この「ぞうり」がいくらは、わからなかった。






あ、そして、「東覚寺」はこんな感じ。
赤紙仁王像の脇を入ったところにある。







さて、我々は、この「東覚寺」を後にし、
次なる、青雲寺に向かう。


ここは、恵比寿様が奉られている。
迷いながら、20分ほど歩く。
途中、さびしい雰囲気が醸し出されている、
商店街を通る。

この商店街を通り抜け、小道を入ると、
「青雲寺」はあった。
ひっそりとした小さなお寺だった。





このお寺は、かつて「花見寺」と言われていて、
四季折々の花を見物するのに多くの文筆家たちが訪れ、
その関係で、「南総里見八犬伝」を書いた滝沢馬琴の
硯塚と筆塚も建ったとか。






うーん、正直、今は「花見寺」って、
そんな面影あまりない感じだった。



さて、先を急ごう。


また、てくてくと行くと、すぐに、
古い静かな小道に、ちょっと違和感のある、
ピンク色の塀が見えてきた。
何かと思ったら、


布袋様の姿を描いた
イラスト付き塀であった。






こんなイラストが描かれている。
やや、怪しげに見えなくもないが、
穏やかに子ども達と遊んでいる。





「ひゃ、布袋様だよぉ」
「いっぱいいるね…」
「いるねぇ〜」



などと言いつつ、この塀の中にある、
布袋寿の「修性院」に向かう。
着いてみたら、こんな感じの本当に小さな
お寺であることがわかった。
何となく、中国っぽいお寺だった。





布袋様イラストしかみるところもなかったので、
そそくさと、後にした。



さて、次の「長安寺」に向かう途中、
こんないい感じの石畳の道を見つけた。

フランスに行ったことがない仲間が、
「まるで、パリのようだ」
と、言った道だ。

(写真より、もっとキレイな道です。)





せっかくなので、私たちは、
このパリの道を通ってみることにした。
とても気持ちのいいパリのような道だった。
(私も行ったことはないが…)


そして、この道を通って「長安寺」に行く前に、
道の途中にある、お楽しみ商店街、
「谷中銀座」に立ち寄ることにした。

一同大いに張り切り、谷中銀座に向かう。
お総菜がいっぱいある銀座である。
とっても楽しみ。



この続きは明日書きますね。





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