2006年09月02日(土) |
「体を温める」身近なスゴイ食材とは… |
さて、その食材とは…
なんと…
「生姜」である。 ジンジャーである。 (新生姜より、根生姜(ひね生姜)の方がいい)
どうやら、これがすごいらしい。 生姜は、「気、血、水」の流れを正常にし、 健康を増進する働きがあり、 体の芯から温めてくれるって。 この本では、こうまで言っている。
「生姜は最高かつ最強の妙薬であると いっても過言ではない」
ともかく、漢方薬では、 「生姜なしには漢方はなりたたない」と 言われるほど肝心要の、必要成分らしいのである。 古くは孔子さんが、またピタゴラスさんなども、 毎日、生姜を食べていたらしいです。
確かに、他の漢方薬の本を読んでみても、 生姜の効用は、かなり多く書かれている。 生姜の効用はこんなにある。
1.健胃作用、抗潰作用 2.沈吐作用 3.腸の蠕動(ぜんどう)運動をよくする 4.血圧の安定化(高血圧は低く、低血圧は高く) 5.鎮静作用、安眠効果 6.魚の臭みなどをとる作用 7.抗菌、抗原虫作用 8.鎮痛作用
まっ、簡単に言うと、 血行を促進する作用、体を温める働き、 新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働き、 強い殺菌力あるってこと。
生姜の薬効成分、 ジンゲロンと、ジンゲロール、ショウガオール などの辛味成分がその力を持っているらしい。 なんだか、ちょっと「ホントかい?」 思うような呼び名だが…ホントです。
お寿司屋さんで「ガリ」という酢漬けの生姜を 出すのも、食あたりの予防や、殺菌作用、 生ものを摂ると体が冷えるので、 体を温める予防という意味があるのだとか。 深〜い意味があったんですね。
生姜って… すごかったんですね。 知りませんでした。
各国の料理に使われて、 「ニンニク屋」などもあり、 主役にもなり、何かと話題の多い、 ニンニクの方がすごいと思っていたが、
意外や、 冷ややっこにちょっとのってたり、 牛丼にのっける紅ショウガとか、 お寿司のガリとか、 そんなふうに主役にはなれない、 地味な生姜の方がすごかったとは… 地味だけど、生姜は実は、 すごい実力派だったのである。
ということで、この本では、 簡単に出来るものとして、 「生姜紅茶」「生姜湯」 なるものが紹介されている。 (もっと出てるが、基本的なものはこれ)
作り方は、簡単。
「生姜紅茶」は、 紅茶にすり下ろした生姜適量入れ、 黒砂糖または蜂蜜を入れる。
紅茶がいいのは、紅茶のカフェインによる 利尿作用と、赤い色素のテアフラビンによる 体を温める作用が強力だからだって。 「生姜紅茶」は、1日3〜4杯ほど飲むと、 ダイエットにもなるとかで、一部では 話題になってるようです。
で、生姜紅茶、 作って飲んでみました。
どれどれ…
ちびりちびり…
…うーん、やっぱ、お紅茶は、 ロイヤルミルクティがいいな。
生姜紅茶、飲めないわけじゃないけど、 生姜が目立ち過ぎる感じがする。 今度つくるときには、 生姜少し少なめにしようっと。
「生姜湯」は、 親指大の生姜をすり下ろし、紅茶こしにいれ、 上から熱湯をかける。 (生姜のかすが気にならないなら、そのままでもいい) それに好みで黒砂糖か、 蜂蜜、プルーンなどを入れて飲む。 これに、すりごまを入れると、 体力が落ちてる時には、とてもいいとか。
生姜湯も、作って飲んでみたけど、 想像の通り生姜の味。 生姜好きの人なら抵抗ないと思うな。 意外にいけるかも。
確かに、両方とも、熱々を飲んでみると、 体が温まる感じがする。 汗もじんわり出てくる。 やはり、体を温める効果があるのだと思う。 風を引きそうだとか、ちょっと胃の調子が悪い なんていうときには、とてもいいようなので、 お試しあれ。
ただし、ちょっと注意があって、 胸焼けなどする人は、生姜の量を少なめに、 また、以下の人は摂らない方がいいとか。
×体が熱く、いつもほてっている人 ×皮膚や舌が異常に赤い人 ×ひどく汗かきの人 ×高熱(40度以上)出している人 ×頻脈のある人 ×脱水症状のある人 ×血便のある人
てなわけで、 「体を温める」ことを調べていたら、 生姜のすごさを知ることになったのでした。 生姜…すごいヤツですね。 何だか、好きになりそうです。 よーくわかったので、毎日の食材に 積極的に取り入れようと思ったりしてます。
ともかく…、「体を温める」と 白血球の働きが活発になるようですが、 それだけではなくて、 「大いに笑う」 「大いに歌う」 「好きなことを楽しくする」 ことも、白血球の働きをよくし、 免疫力がUPするということも証明されているので、 大いに楽しんで、免疫力あげて 元気に生きましょう!!
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