まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年09月01日(金) 「体を温める」といいことがいっぱいらしい。

このところ、体に関する本を読むことが多い。
今日は、その体に関する本から、
ちょっとへぇ…と思ったこと紹介です。


その本は、これである。






実は、先日「経絡療法」なるものに行き、
ともかく「体を冷やすな、体を温めなさい」と言われ、
どうして体を温めるといいのか、気になり、
いろいろな本を調べてみたのだ。

医学書などの、専門書も調べてみたが、
この本が、一番わかりやすく書いてあった。
知らなかったが、著者は石原結賓医学博士という方で、
「思いッきりテレビ」などでもおなじみの先生と
いうことである。


「体を温める」ということは、
あくまで1つの治療方法上の考え方だが、
東洋医学では2000年以上前から伝えられてきており、
科学的にも証明されていることも多い。
この本では、大胆にも
「あらゆる病気は、“体温低下”によって引き起こされる」
とまで言っているし。



例えば、どこか痛いとそこに手を当てたりするが、
それも、手を当てて温めようとする人間の原始的な反応で、
その行動から「手当」っていうことばが出来たとか。
つまり「体を温める」ということは、
人間が持っている古来からの治療方法と言えるらしい。


なんてことはさておき、


なぜ、体を温めるといいか、である。
簡単に言うと、それは…
「血液中の白血球の働きを高める」から。



ご存じのように、
人間の体を病気から守ってくれているのは、
「免疫力」で、その免疫力を高めることが、
病気になりにくい体をつくることにもなる。
その免疫力は血液中の白血球の働きによって左右される。
つまり、白血球の働きが高まると、
免疫力が高まり、病気を治してくれたり、
病気からより守ってくれるようになるのだ。

この白血球の働きは、体の温度に
左右されるというのである。



ちょっと考えてみると、病気になると、
「発熱して、食欲不振」になるが、
実はこれは、
白血球の働きを高めるために、起きるのだそうだ。
体が温まると、この白血球の働きが高まり、
免疫力が上がる…だから、体温が高くなる。
つまり体温が上がると言うことは…
白血球が病原菌などと一生懸命、
闘ってくれることになるのだ。


また、食欲不振になるのは、
これまた熱を上げるためなのだ。



食べ物を摂りすぎると、それを消化するために、
どうしても胃腸に血液が多く必要になる。
すると、熱をつくりだす臓器などに血液が行かなくなる。
それを防ぐためだと言うことらしい。
胃腸は、熱を使うがつくりだす臓器ではないので、
熱をつくりだす臓器に血液をたくさん送るために、
食欲を押さえる…ということらしい。



また、白血球は、お腹いっぱいになると、
その働きが半減するんだって。
調子の悪いときに、食欲がなくなるのは、
自然治癒力が働いていると言うことで、
とても理にかなっているのだ。


なんだか、
体の知恵ってスゴイですね。
ちゃんと知っているんですね。



さて、では、
体のどこから熱が生まれるかと言うと…
安静時には、こんな具合だそうだ。

 ●骨格筋 約22%
 ●肝臓  約20%
 ●脳   約18%
 ●心臓  約11%
 ●腎臓  約7%
 ●皮膚  約5%
 ●その他 約17%

こう見ると、筋肉が一番かということになるけど、
臓器のもつ大きさからすると、心臓や脳などが、
もっとも多く熱をつくりだしているらしい。
とても頑張っているのだ。

つまり、心臓や脳に、血液がよく流れることは、
とっても大事なことで、それには、毎日、
筋肉をよく動かし、血流をよくし、
筋肉でもいっぱい熱をつくりだしてもらい、
心臓や脳の負担を少し楽にすることも大切なのだ。


というわけで、体を温めるということは、
「免疫力」をUPさせて、病気を防ぐだけでなく、
心臓や脳の負担を軽くし、しいては
心臓や脳の働きもよくするのである。

この本には、こう書いてある。
「冷え=体温低下が生じると、
 体の全細胞臓器の代謝が悪くなる。
 心臓、血管系の働きも低下し、
 血液の流れが悪くなる」




ところがである… 


現代人は、体温が下がり続けているのだそうだ。




下がると、どうなるかと言うと…
こんなことになりがちなのだそうだ。
1つの目安だが…


36.5度 健康体、免疫力旺盛
36.0度 ふるえることによって熱産生を増加させようとする
    (ちょっと意味不明)
35.5度 恒常的に続くと、
    ・排泄機能低下
    ・自律神経失調症が出現
    ・アレルギー症状が出現
35.0度 ガン細胞が最も増殖する温度



最近は35度台の人が多くなっているらしい。
これは、よくない傾向だと言うことだ。
特に最近、若い人の体温低下は進んでいるらしい。
また、女性は男性より、体温が低い傾向があるとか。
ちょっと自分の平常時の体温測ってみてください。

実は、私も体温が低い。
普段36.0〜36.2度くらいである。
なので、それを何とかあげたいと思っている。
ウォーキングして筋肉動かしているんだけど、
なかなか体温上昇にはむすびつかない…ちっ。


目安は、36.5度らしい。
あくまで目安だけど。



自分の体をさわってみて、冷たい所は
やっぱり体温が低いそうだ。
例えば、女性はお腹周りは特に低いので、
ここは温めたほうがよく、
イスの下に、ホカロンや湯たんぽなどを置いて
温めるのはとてもいいようだ。


「自分は冷え性ではない、むしろ暑がりだ」と
いう人の中にも冷え性の人が多いらしいですよ。
えっと、次の症状がある人は、
「体が冷えているサイン」らしいです。

○目の下のクマ
○鼻の頭が赤い
○赤ら顔
○青あざが出やすい
○唇が紫っぽい
○歯茎の色素沈着
○クモ状血管腫
○痔出血
○掌が赤い
○生理不順、不正出血
○下肢静脈瘤



なぜ、体温が低くなってしまったかと言うと、
「6つの原因」があるそうだ。

1.筋肉不足(特に下半身)
2.冷房のきいた部屋で、冷たいもの、ビール、
  冷や麦、生野菜など、体を冷やす食べ物を多く
  とり過ぎるようになった
3.ストレスで、血管が収縮して血行が悪くなっている
4.シャワーだけの入浴が多くなっている。
5.・食べ過ぎ
  ・体を冷やす食べ物のとり過ぎ
  ・塩分成分の悪影響  
  ・ペットボトルなどの水分のとり過ぎ
6.薬(化学薬品)の飲み過ぎ


で、
どうしたら体を「温める」ことが
できるか、だけど…



簡単なのは、
「体を温める食べ物」を摂ることで、
それには…目安として、

◎南方産より、「北」で獲れた食べ物をとること
 南方産は、基本的に体の温度を下げる食べ物が多いとか。
◎「硬い」ものは○、柔らかいものほど×
 水と油を多く使ったものは基本的に柔らかい
◎「赤・黒・黄・橙色」のものが○
 「青・白(砂糖なども)・緑」の食べ物は×
◎玄米、トウモロコシ、芋類、大豆、アワ、キビ、ヒエ、
 などは○(色が中間色のもの)
◎ビールより「日本酒」
 白ワインより「赤ワイン」
◎体を冷やす食べ物を摂るときには、
 火を加えたり、塩を加えたりする。



これは、
頭のどこかに入れて置いてもらうとして…


なんと、
驚くべき食材があるというのだ。
しかも、身近な食材で。

医療用の漢方薬は百数種類あるが、
その中の70〜80%に使われている食材が
あるというのだ。




この続きは、長くなったので、
また明日書きます、すいませんっ。







■コメントが書ける「ぼちぼち日記」はこちら


 気軽にコメントが入れていただけます。 →「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→  「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。

 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
  コンパクトで、読みやすい構成にしています。
  →「購読申込み」


 < 過去  INDEX  未来 >


まゆ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加





《旅に行きたいですね〜》