今日は、隣人がいないので、いつものように、
仕事道具を一式持って午後からファミレスに出かけた。
（あっ、仕事場なんです、ファミレスが）
ファミレスだと…集中できるんですね、不思議に。

もちろん、ファミレスの迷惑にならないように、
ランチ時や、混んでいるときは避けて、
空いている時をねらって行くようにしている。

今日は、２時半に出かけた。
１軒のファミレスは、混んでいたので、
２軒目のファミレスへ。
おっ、よかった…空いているぞ。
しかも窓際があいている、ラッキー。

「いらっしゃいませ〜、禁煙ですか、喫煙ですか？」
「禁煙です」
「はい、じゃ、コチラへ」
「あの、窓際でもいいですか？」
「はい、いいですよ、どうぞ。」
「とりあえず、ドリンクバーですが、
　その後に違うものを頼みますから…
　それと、混んできたら、２人がけの席に
　変わりますから…」
などと、言い訳をして、４人がけの窓際に座る。
（今日は日曜日だし、いつ混んでくるかわからないしね）

ふふん、ラッキー。
と思いつつ、カフェオレを飲んでゆっくりとする。
パソコンを開いて、作業を開始する。

カチャカチャ

しばらくすると、６人のおばちゃん軍団が
入ってきて静かだった店内がいきなり賑やかになる。
……しかし……
やっぱり元気だな、この人達。
うーん、まいったなぁ、と思いつつ、
仕事を進める。

あまり気にしないようにして仕事をしていると、
ちょうど、斜め前の６人がけの席に、
外人の家族が来た。
夫婦と、女の子たちが３人。

私は、思わず…目を奪われてしまった。
みんな金髪、しかもめちゃくちゃかわいい！

わーっ、なんてかわいいんでしょう…
髪の毛は短めにカットされて、金髪にあう、
紺色のリボンをしている。
まるで、妖精たちのような子だ。
まるで、大好きなリンドグレーンの書いた本、
「小さいきょうだい」
「やかまし村の子どもたち」
に出てくるような子たちだ。
服装も、そんな感じ。

１番下の子は、
それこそ天使のようなかわいらしさである。
しかもおしゃまさんである。
ファミレスを裸足で歩いている。
（でも、両親は何も言わない）
ふたりのおねえちゃん達は、おかあさんに、
一生懸命話しかけている。
いちばん上は７歳くらい、つぎが５歳、
いちばん下が３歳くらいか。
（実は、よくわからない…）

どうも英語ではない。
どこの国のことばだろう。
フランス語でもない…
どこだろう…

結局、全然ことばはわからず、
私は、勝手に「北欧系か、ロシア系」と断定した。

しかし…どうして、金髪の子は…どうして、
こう天使に見えるのだろう…
妖精のようなのだろう…
やっぱり、髪の色と目の色なのか…
なんて…かわいい…
何をやっても…うーん、かわいい。
妖精であると、私は決めた。

そして、仕事の手を止めてしばし見とれてしまった。
しかも、その家族の様子を詳しく見るために、
その家族の横を通って、２回もトイレに
行ってしまった。

１番下の妖精は、おとうさんの周りを
あちこち移動している。
（おとうさんの身長は、１９０センチくらいあるな、
　おかあさんは、すっぴんだな、
　身長は１７５センチはあるな）

妖精たちが、ポテトフライ、
お子さまランチなどを食べ、
両親は、ハンバーグなどのようだった。
割と庶民的な妖精一家である。

ときどき、おねえちゃん妖精たちは、
小さな声でハミングしている。
ふたりはとても仲が良く楽しそうだ。

いかん、いかん、こんなことを観察していては…
と、気を取り直し、仕事に没頭する。
見ていたいが、じろじろ見るもの、あやしいしね。

まもなく、その家族が帰ることになった。
私は、再びその妖精たちを見ていた。
すると、外に出て私の窓の側に来たのだ。
思わず、カメラを取り出し、シャッターを押した。
（金網越しだけどね）

カシャ。カシャ。

すると、なんと、
何度もポーズをとってくれる。
くるくると踊ってくれたりする。
私は、何枚も撮った。
ここでは、あまりはっきりしたものを掲載できないが、
それはそれは、かわいかったのである。
（雰囲気しかわかりませんが、一応載せてみます）

その様子を見て、おかあさんはにっこり笑う。
私は、ぺこりと頭と下げた。
「どうもありがとう」の意味をこめて。

本当に今日は、妖精たちにあった気分であった。
ファミレスにいた妖精たち。
はっきりと見せられなくて…残念。





てなわけで、写真を撮った後、
しばらくファミレスで仕事を続け、
もちろん違うものもオーダーして、
時間になったので、帰ってきたのでした。

また、会いたいものである。
そうか、日曜日の今頃の時間なら会えるかもしれない。
私は、また、来週来てみようと思った。

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