2009年03月26日(木) |
須磨子という名の正子 |
ある女優さんの『一人芝居』を観に行った。 で、その為にやっぱり同じ街に繰り出すことになり、同じ駐車場に停めて… とまぁこの話は少し前の日記でクローズしているのでとりあえず置いといて。
大正時代の女優【松井須磨子】を題材にした舞台。 そっか…そう言えば『一人芝居』観たのって初めてかも。 これまで幾つかの舞台を観劇した中で初の経験、一人芝居っていったいどんな舞台になるのだろう?といろんな意味でドキドキしてたが、しかしそこはプロの女優さん、さすがと言うべきか一人芝居ならではの手法と演技で65分という時間をフルに活用した見応えある舞台でした。
最後の最後のクライマックスで。 『同じ人が演じてるの?』って疑問を持ってしまうくらい、素晴らしい演技の使い分けを見せてくれた。 正直そのクライマックスでは鳥肌が立った、あまりの変貌振りに。
ただ、それについてひとつ気になったのは そのクライマックスを魅せたいが為に、それまでの前半〜中盤のほとんどの部分を抑えて演じていたのか?という疑問。 『10のクライマックスを12に見せるために、前半わざと8で演じてたんだなぁ〜』 と、舞台を観終わった後に私は感じたのだけど でも実はそうじゃなくって、どっちもその女優さんにとって『10の力』で演じていたのだろうか? 作家や演出の意図やら、考慮すべき要素はたくさんあるので、一概にこうだと決め付けたくはないのだが、気になるところではある。
まぁ、とにもかくにも 舞台でも演奏でも芸人でもピン(ソロ)ってすごいんだなぁ大変なんだなぁと改めて感じた。 いろいろ参考になりますた。
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