2009年03月25日(水) |
遅咲きのピアニスト(177) |
【客私 弾く私】 別段、仕事で弾いているわけではなく。 誰かに聴かせたり見せるために弾いているわけでもなく。 目指すところもなくただ漠然と弾いているのは相変わらずで。
つまりは、完全な趣味であり 自分が弾いて、聴いて満足できればそれでよいのだ。
だけど その『自分が満足するレベル』と言うのが 実は途方もなく高い場所に設定されているらしく 私は、私を満足させる為に 未だ雲の上にある程の目標に向かって 『聴く私』が与えた課題に対し『弾く私』が努力しているのである。 自分自身が癒される音楽を自分自身の手で弾けるまで。
それはもしかしたら 発表会に出ることよりも 誰かに聴かせることよりも 与えられた課題曲を弾くことよりも ずっとずっと難しい目標なのかもしれない。
目標なく漠然と弾き続けることは 言い換えれば終わりのない目標に向かって ただひたすら自分を磨き続けることに繋がるのかもしれない。
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