昨年の東京国際映画祭で上映された「生きていく日々」に感動したので、この夜と霧にも期待感がありました。が、なあんだかな。「貧しさに負けた、いいえ、世間に負けた〜」的な映画、一生懸命生きてるのにどんどん状況が悪い方に転がっていく、そんな内容かと思っていたら、ただのいい加減でずるくて、身勝手な男の話じゃないですか。残酷なシーンばかりが強調されて、深みもなんも無い。アン・ホイ監督らしくない!!??