2012年05月07日(月) |
ますます災害が増えるニッポン |
文学フリマの途中、ツイッターでは突然の雨や突風に泡を食ったメッセージが投稿されているのには気付いていた。天候が悪くなる前に家に帰り着くと、待っていたのは竜巻による災害のニュースだった。 屋根が吹き飛び、電柱が折れ、土台ごとひっくり返った家では若い命の犠牲もあったという。逆に、あれだけの被害で死者1名というのは不幸中の幸いといえるかもしれない。 日本で使われる竜巻の指標「藤田スケール」で、今回の竜巻は4番目に強いF2であると報道されている。F2は屋根が吹き飛び、弱い建物が崩壊する強さなのだそうだ。ニュースの映像を見ると、結構な数の建物が半崩壊している。藤田スケールに従うと「弱い建物」だということか。 朝のニュースでキャスターが言っていた。阪神大震災では揺れの怖さを学び、関東大震災では津波の怖さを知った。次は風の怖さだ。 震度5程度では、瓦一枚落ちない日本の建物は世界で一番耐震に優れているのは間違いない。関東大震災を受けて海に面した街では大きな津波に対応した防波堤作りに追われている。竜巻にはどのような方策が採られるのだろう。そして、日本という国はあとどれだけの自然災害に耐えてゆかねばならないのか。
|
|