言の葉孝

2012年04月17日(火) オタク好みの音楽への差別

 気に入る音楽なら何でもいい筆者のiPodには、実にさまざまなジャンルの音楽が入っている。ドン・マクリーンもあれば、FUNKY MONKY BABYもある。アニメソングもあればRCサセクションもある。最近になって初音ミクの曲まで手を出した。

 音楽視聴ソフトのiTunesには、その曲を何度再生したか数える機能があるのだが、筆者はそれをとても気にしている。コブクロや斉藤和義のような「普通の人が聞きそうな楽曲」とアニメソングやAKB48のような「オタクが聞きそうな楽曲」に分け、後者が前者に比べてあまり回数を重ねないように気をつけているのだ。
 気にせず聞きたい曲を聞けばいいとは思うが、後者のような音楽ばかり聞いていると思われたくない気持ちは確実にある。つまり、筆者は音楽を差別しているのである。

 だが、それだけではない気はしている。どちらかというと聞きたいものだけを聞いていると後者に偏りがちである。だが、筆者はそれを自覚して、前者の音楽もバランスよく聞くようにしている。それは、肉に偏らないよう野菜を食べるのに似ている。
 後者の音楽ばかりでは何か良くない。そう感じるだけの中毒性がオタク好みの歌にはあるのである。

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