特別なものには何でもスーパーをつけたがるアメリカ合衆国民がこの火曜日を「スーパーチューズデー」と名づけている。大統領選挙の予備選で、多くの州が投票日を迎える日である。今回は決着がつかなかったが、残りの州での投票で共和党の大統領候補指名を受けた候補者が現職オバマ大統領に挑む構図となるわけだ。
一方、ロシア連邦では先週早々と大統領選を終わらせ、圧倒的な投票率をもってプーチン氏の大統領再就任が決定した。 実はロシア連邦の最高権力者の移り変わりには「つるふさの法則」と呼ばれる法則がある。それはソ連、ロシアの歴代権力者の頭髪の特徴の移り変わりを現しているものだ。一度歴代権力者の一覧を確かめられると良い。大統領制に変わってからだけでも見てみると、エリツィン氏からプーチン氏に移り、メドヴェージェフ現職大統領を経て、再びプーチン大統領時代に戻る流れは完全にこの法則に沿うものだ。
この「つるふさの法則」には第二法則がある。「つる」の代の権力者は改革的で失脚などの悪い形で権力を失うという法則である。大統領任期を4年から6年に延ばし、さらに長期政権を築こうとするプーチン大統領はこの法則を破ることができるだろうか?
|
|