言の葉孝

2011年04月09日(土) 原発と街の共生(その1):「ウソだった」というのは本当。「騙された」というのはウソ。

 斉藤和義氏が、原発反対ソングを配信したり、披露したりしている、というニュースが話題になっています。
 本題に入る前に一つだけ。
 この記事は、電気会社や政府を擁護する気はさらさらないですし、斉藤和義氏の行動を批判するものではないことをご承知下さい。
 
 あんまりそういう声を実際に聞いたことがないので、そう言ってる人はあまりいないのかもしれませんが、「原発は安全という言葉に騙された」という人に対して一言申し上げておきたいのです。

 「原発は安全」はまさにウソだったわけですが、みなさん別に騙されてたわけじゃないでしょう。
 今までも「原発は安全」なんて政府や電気会社の人以外で誰か言ってたでしょうか?
 「絶対大丈夫」なんて誰が信じていたでしょうか?
 
 リスクを見ない振りして、与えられたメリットを享受しておきながら、それを安全神話が崩れてから「騙された」「裏切られた」って騒ぐのは自分のことを棚に上げてることになると思います。自分も自分自身を騙してたことになるのですし。

 これはいろんなことに通じることなのですが、どうも近頃の日本は「保証」や「安全」に対して不健全なまでに他人に依存する傾向があるように感じます。いくら失敗したら責任追及できる立場になるからといって、甘いことをいう人を支持したり依存したりするのは止めませんか。
 「できます! 実現します!」なんて声高に叫んでいたところで、裏で「できると思いますなんて曖昧なことを言えない」って気持ちがあるに決まっているではありませんか。
 
 それでも支持するというのなら、それが外れたときに、自分もデメリットをかぶるつもりでやるべきです。
 ギャンブルは人を滅ぼしますが、それでも決断はいつでもギャンブル的な要素を孕んでいるのです。自分の決断には自分で責任を持たなければなりません。これは人間の原則だと思います。
 絶対の保証など有り得ません。個人単位ならともかく、企業単位、責任というものは取りきれるものじゃない。結局外して苦しいのは自分なのです。

--------------------------------------------------------------
【重要課題】
[ ]『文机』のホームページ作り
[ ]『SOUFARCLY』の更新

【個人的課題】
[ ]部屋片付ける
[○]iPodどうしよう⇒新しいの買った
[ ]正月中に増えた体重減らす(60kg以下)
[ ]新しい旅の企画を考える
 [ ]GWの予定を立てる
[ ]ダブルクロス小説の2話目
 [ ]大まかなシナリオ作成
 [ ]執筆
 

【期限付き課題】
[○]『そうさく65』参加(4/3)⇒終了
[ ]『Comic CommuniCation 15』参加(6/5)
 [ ]申し込み(4/20)
  [ ]サークルカット作成
[ ]夏イベント参加(8〜9月)
 [ ]『コトダマ』第2号作成
[ ]基本情報技術者試験(7/5) ⇒ 4/17延期。
 [○]申し込み(1/17 10時 〜 2/22 20時)⇒申し込んだ
---------------------------------------------------------------------

 < 過去  INDEX  未来 >


想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
web拍手です。あなたの一言感想が想 詩拓を失神させます。→ web拍手レス