2010年07月19日(月) |
ap bank fes'10他の旅 |
1日目 ap bank fes'10 友人に頼まれてチケットの抽選をした結果、申し訳ないことに当たってしまいました。ap bank fes'10。 この野外ライブBank Bandというプロデューサー兼キーボードの小林武史氏と、Mr.Childrenの櫻井和寿氏が中心となって結成されたバンドです。 そのバンドが一年に一度この時期にしているイベントがap bank fes。コンセプトイベント、と呼ぶのがふさわしいのでしょうか、徹底的にエコロジーを貫く姿勢が全くぶれておりません。
ただの野外ライブではなく、ライブ会場の周りで催し物や模擬店が出ています。そこで使われているエネルギーはバイオ燃料による発電によるものですし、それでは間に合わない電気も、何やらエコ的な手続きで買い取った電力を用いているそうで。 模擬店ではマイ食器の使用が奨励され、そうでなくても食器はレンタルという扱いで後で回収して、ボランティアが徹夜で洗ったものを再利用する、という形になっているのです。
それで凄いのが、アーティストの櫻井氏からも念押しされたのがきいたのか、ライブが終わった後、その会場にはごみを集めている場所のほかにはごみが一つも残されていない、という観客との一体感ですね。
会場へは車で移動しました。当日電車移動は遅くなりすぎますし、かといって金曜日では電車のある時間に仕事が終わる保証が全くないので24時間営業のレンタカーしか選択肢がなかったのです。 結局仕事は10時終わり。仕事で疲れている中で運転しきれる自信はなかったので、途中で友人に代わってもらいました。むろんレンタカーを借りるときに、その算段はしていたのですけれどね。
当日は快晴で、気温は高くなかったものの、太陽の光は強いものでした。日焼け止めを忘れた自分としては会場で買ったタオルと帽子で防ぐしかなかったのですが、必死で太陽光をタオルで遮っていたおかげか、去年の東海道から始まった日焼けで体が慣れたのか、それほどひどいものにはならなかったです。 ライブ自体もよかったですよー。はじめにBank Bandで櫻井さんが「よくきたね」って歌ってくれたのですが、本当に自分たちに話しかけてるみたいな歌詞でして、またその表情が「また会えたね」って顔してるんですよ。アレはジーンときます。 世界の終わりやナオト・インティライミをはじめ、知らない曲でいいな、と思えた曲が何曲が見つかりましたしね。家に帰ったらiTuneで検索してみることにします。
2日目 ホテルがなかなかアレでした。設備も何か古いし、妙に何か行き届かないところがありますし。東横インのほうが安くて使いやすいですね。駐車場が付いていることと、携帯電話の充電器が常備してあるのは評価できる唯一のところでしたが。
2日目は友人と別行動でした。友人は自分で二日目を当てたので昨夜合流した別の友人と一緒にap bank fes'10へ。あぶれた僕は一人大阪に帰る選択肢もあったのですが、なんとなく一人で帰るのもさびしいと思い、自分で静岡観光をすることにしました。 静岡観光、といってもピンときませんし、それまでに検索して行き先を決めるつもりだったのですが、そんな時間はさっぱり取れずじまい。 で、1日目にふと思いついたのが大井川鉄道でした。 東海道で金谷に行ったとき、乗ろうと思って結局スルーしてしまっていたもので、以前から乗りたいとおもっていたものです。ap bank fes'10が行われているのは静岡県掛川市のつま恋。止まっているのは藤枝。東海道で通ってきた地名が並んでいたので思い出したわけです。 そういうことで、僕は友人達を掛川駅に送った後、大井川鉄道は新金谷駅に車を走らせました。大井川鉄道の始発は金谷駅ですが、新金谷には駐車場があるのです。 とりあえず往復してみようと切符売り場に行くと、愕然としました片道3000円もするのです。財布の中身は5000円強。ATMを探してみましたが、なかなかありません。
このまま、ATM捜しの旅で終わってしまうのか!? と、絶望しかけましたが、幸い10分ほど歩いたところに信用金庫があったのでそれを利用することができました。 で、実は大井川鉄道の二日間フリー切符が5500円で実は足りてたというオチがつくのですけどね。
この大井川鉄道にはSLが走っておりまして、休日に走っています。ただ、予約をしておかないと確実に乗れるかどうかは運次第となります。僕は突発的な思いつきなので端からあきらめてました。どちらかというと、景色のほうを楽しみにしていましたしね。
で、楽しみにしていた大井川鉄道、大井川本線(新金谷〜千頭間)も素敵ですが、やはり本番は井川線(千頭〜井川間)です。もともと井川ダムを造るために敷いた線路であるために狭軌だったせいか、列車が普通より二回りは小さいです。実際見てみると本当に小さくて玩具の電車に乗るような気分でした。 もともと山奥のダム作りの資材運びに使われていただけあって、その線路は奥に行けばいくほど険しくなる南アルプスの山々の間を縫うように走っており、トンネルをわたり鉄橋を渡り、ひと転がりで谷底まで落ちそうな崖っぷちを走ります。 観光鉄道、という姿勢を貫いているのか、列車はわりとゆっくり走ります。冷房は付いていないので、窓はあけっぱなしですが、逆にガラス越しでない景色が拝めるのでありがたいです。
見どころはやはり関の沢橋梁でしょうか。川から高さ70メートルもある橋で両側に柵もないので角度によっては空を飛んでいるように見えます。奥大井湖上も写真を見ればいいのですけど、周りの水が濁っていたし、あれは遠くから見てこそ映える駅だと思うので。 そのほかにも車掌さんがわかりやすく案内をしてくれるので、景色は普通以上に楽しめます。
井川線の周りはハイキングコースなども走っており、長島ダムが完成する前の旧井川線なども見て回ることができるようです。次回来た時はこの沿線をじっくりと歩き回ってみたいですね。
3日目 帰路
3日目は大阪へ。途中で新しくオープンした滋賀のアウトレットモールのほうに寄ろう、ということになりました。ただ、事前に調べると超満員で入るのに時間がかかる、とのこと。また、寄るには時間がかかりすぎるので、予定を変更して名古屋の土岐プレミアムアウトレットモールへ。 薄い長袖の上着が欲しかったので、それに絞ってぐるっと見て回ったのですが、とくに目に付いたのが袖や裾をまくったところに柄が入っている、というもの。リムーバブルのものもあり、最近はこれが流行りなのだろうかと思いました。 結局何も買わずに、今度は一路大阪へ。短い渋滞が連続したのでかなりいらいらしました。そのうちの一つは竜王から入ってくる車のための渋滞。絶対アウトレットモールの影響です。しかし、渋滞の中では手前勝手な行動をする車が目立ちます。そのために、渋滞が悪化しているのです。 それを見て余計にいらいらしてました。
出発時は19時前には着ける予定だったのが、ついたのは20時前。渋滞って怖いです。 初めて車であんな長距離&車での渋滞を経験しました。改めて、こういうのを全部請け負ってる世の中のお父さんたちに敬意を表したいと思います。
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