言の葉孝

2006年07月10日(月) 【都会の中のオアシスの話】の日

 日記の題名の最後に「〜の日」とつける意味が薄くなってるんじゃないかと思う今日この頃。
 気づいている人もいるかもしれませんが、もともと、このタイトルの接尾語はFF8でセルフィがバラムガーデンのインターネットみたいなやつでつけている日記のタイトルを真似たもので、なかなかよい響きなので使っていたのです。
 ま、そのうち普通の日記を書くときに備えてそのままにしておきますかな。


【都会の中のオアシスの話】

 就職活動をはじめてからやたらと大阪市内に行く機会が増えました。昼からのものでも、朝からのものでも、結局は市内で昼食をとることになるのですが、いちいちそこらのお店に入っているのでは、とてもお金がかかってしまいます。
 弁当を持っていくにしろ、ゆっくり食べる場所もないので、おにぎりをラップに包んで持っていくのです。おにぎりなら最低歩きながらでも食べられますから。

 ということで、お昼ごはんの問題はクリアできるんです。ただ、困るのが、休憩なんですよね。
 午前と午後に、ひとつずつ説明会などがあると、間で2、3時間空くことがざらにあります。さすがにその間ずっと歩き回っているのもしんどいので、どこかに座りたいんですね。
 ところがなかなか座るところというものはありませんで、デパートっぽいところの休憩スペースを利用するか、地下鉄のベンチに座っているか、そういった知恵も必要なんです。(外の公園なんて暑くてとても座ってられません)

 また、そんなに時間が空いているのなら履歴書を書きたいところです。ところが都会の中に無償で机も椅子も使わせてくれるようなところなんてありません。少しばかり田舎ならば駅の近くの大きなスーパーの中にフードコートがあるのですが、どういうわけか都会にはそういったところが見つからないんです。
 それでも時間を無為に過ごすよりはいいと思って選んだのは喫茶店でした。喫茶店といえばコーヒー1杯300円もするような高いイメージがあり、いままで利用したことはないのですが、大阪市内ですと店を選べば易い店でアイスティ一杯180円で使えます。
 それだけの出費でクーラーの利いた空間に加えて椅子と机が使えるなら払っても損はないと思いました。しかも飲み物までついてきます。

 ただ、喫茶店の机は結構狭いのです。しかも丸テーブルなのでアイスティの入ったグラスを精一杯端に寄せてもかなり邪魔になるんですね。見本の履歴書コピーと白紙の履歴書を並べなければならないのですし。
 それから気をつけなければならないのが、グラスの水滴です。冷たいだけにかなり水滴がグラスについており、油断するとせっかく書いた履歴書に水滴が落ちてしまい、台無しになってしまうのです。
 僕は履歴書を書くのに万年筆を使っているので、気づかずにぬれたところにペンを走らせてしまって、インクがにじんでしまったことがありました。最後の一行だったのに……。

 ということで、僕は喫茶店をちょっと見直しました。「こんなところによく入るもんだ」と思っていたのですが、確かに都会の中で活動するには喫茶店のような場所が必要なのかもしれません。

 < 過去  INDEX  未来 >


想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
web拍手です。あなたの一言感想が想 詩拓を失神させます。→ web拍手レス