言の葉孝

2005年10月28日(金) 父と子のキャンパスライフの日

 先ほどまでの父サマとの会話。

想:ああ折角、一仕事終わったところだってのにまた記事を書かなきゃならんとは。
父:それを仕事にしようとしてるんやろ?

 最近のゴタゴタにかまけてろくに就職活動準備もしていないから、あまり望みはないけどな。 

想:でもなぁ、授業だって今期結構キツいよ。ブックレポートを3つ出さないと単位もらえない教科あるし。

 これが曲者で、量的には一つに尽き1200字詰めA4用紙一枚なんて可愛いもんなのですが、レポートの為に推奨する本のリストが配られております。この中で3つ見繕えばいいと思っていたのですが……
 まさか全ての本が「貸出中」or「該当する書物はありません」状態とは……!
 そうだよなぁ、みんな借りようとするよなぁ。

父:そんな教科単位いらんて先生に言ってやれ。
想:あのね、おいら履修した教科は全部取る主義なの。「国際関係論」で一回素で落ちたけどな。
父:そんな、教授甘やかしたアカンよ。
想:……!? 父さんも授業サボったりしたの?
父:ンなもん当たり前やないか。

 子に授業をサボってた事を威張るのは父親としてどうなのか。

父:聞いても詰まらん授業とかやけどな。好きな授業はちゃんとでてたぞ。いっぺん、あんまりつまらんモンやから、目の前で出席カード握りつぶして教室出たった。無言の抗議やな。
想:それはまた……根性あるなぁ。でも必修とか取らなアカン教科あったンと違うの?
父:それは授業出んでもテストで取れるからな。
想:テストで? 授業出んとか?
父:学校の近くの本屋で講義ノート売っててん。一冊3000円くらいで。いろんなトコに赤線引いてあってな、そこ覚えりゃええんやな、って。お前ンとこそんなのないの。
想:少なくとも見た事無いなぁ。

 っていうか何度か、タダで講義ノート見せてたぞ。3000円もとれるモンなのかプロの仕事すれば。
 というか、一度はノートのコピーを売ってやろうかと思ったことがあるんですけど、僕の知る限り売っているのを見た事がなかったから、学校にも見とがめられると思って控えてました。
 よく考えれば学校の2ちゃん風掲示板経由とかでやれば、売って売れなくもなかったかもしれん。


 ここで僕、いや俺はウチの大学の学生にいろいろ言っておきたい事がある。


 父サマはつまらん授業は出なかったと言うが、その点ウチの大学の学生は俺から見れば腑抜けている奴が多い。ラブバトンの7問目「こんな人絶対無理って人は?」に俺は「頭が空っぽな人」と答えた。これが非常に多い。


 先ず第一に“奴ら”は教室でもできるだけ一番後ろの隅に座りたがる。
 俺自身は一番前の真ん中の席、つまり教壇の真ん前に座る事をポリシーとしているのだが、これにはたいして意味はない。実はいささか前すぎて教壇が高い場所にある時は教壇が邪魔になって黒板が見えなかったり、プロジェクターを使って映像を見る時、近くすぎて見辛いこともあるのである。
 正直に言うと、俺がその場所に座り続けているのは後ろに座りたがる奴等への当てつけの意味合いが強い。

 一番後ろはどう見ても授業を聞きに来る者が真っ先に座る席ではない。席が空いてなくて仕方なく座る席だ。


 第二に“奴ら”は五月蝿い上に潔さの欠片もない。
 友達同士隣に座りあってペチャクチャ喋る。ケータイいじくるのもまあいいさ。眠るのもまあいいさ。決して俺がよく講師の目の前で眠ってるからじゃないぞ。ちなみにケータイは時間の確認以外は触らんからな。
 その対応は講師によって異なるが、たいてい居眠りやケータイは黙認し、まわりにとって迷惑になる私語を注意する。

 そして、たまに授業を中断し、しつこく私語を止めない奴等に詰め寄り、退室を迫るのだが、そこで素直に謝って退室した奴を見た事がない。「すんません」「すみません」と軽く謝るばかりで、どんなにしつこく詰め寄っても出ていこうとしない。これは出席を取らない授業でも変わらない。
 これは多分「出ていく=負ける→恥」という解釈で、一丁前に負けず嫌いな根性を出しているのだろうと推測する。

 しかし、そうしてしつこく教室に居座る姿はとても醜い。


 第三に、これは個人的な嫌悪なのだが、奴等は配付プリントを一人で何枚も持っていく。
 言うまでもなく、奴等に言わせればこれは“お友達”とやらのためなのだが、たまにそうやって一人で何枚も持っていったお陰で人数より余分に持ってきているはずのプリントが足らなくなる事がある。

 お互い、自分で出来る事は各自でやれ。お前等が“お友達”に余計な気を回しているお陰で後の真面目な何人かの学生が迷惑をするんだ。


 第四に、奴等は出席日数を数える。
 これは主に高校時代の話になるのだが、高校ではある程度出席しないと卒業が出来ない。それは教科事に決まっているのだが、奴等はこの制度をこう解釈する。つまり、「そのギリギリまでの日数までなら休んでもいい」
 そのために、学校の制度を調べ、自分の残りの日数を計算するのだ。馬鹿な奴となると直接教師に自分はあと何回休めるのかしきりに聞いていたやつがいた。

 普通に出来るだけ出席すれば、確実に大丈夫なのだから、そんなごちゃごちゃした計算をしている時間を有意義に使えないものだろうか、と俺は不思議でならない。
 それに、大学の場合、欠席をすればするほど、授業におくれる事になり、試験期間中に大忙しになる。高校時代とは違って、その遅れは塾で補完される事はない。


 まだまだ言いたい事がある気もするが、今日はこの辺にしておく。いろいろ言ったが、素直に従われても俺としてはちょっと困る。奴等がいることで、俺は「自分は奴等より遥かにマシな人間だ」と優越感に浸る事が出来るからである。





web拍手レス(あんな奴等でも大抵、数年後社会人になると、社会的に特に障りのない人格に仕上がるのだから不思議だ)

 本日はコメント無し。


追記:

 おっと大分前に桜華さんが夢バトンに答えてくれてました!(見落としていて申し訳ない)
 何故メンデルと結婚したいと思ったのか、気になるばかりです。

 しかしみんな堅実な使い方をするんですねー。<三億円

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