言の葉孝

2005年04月14日(木) 血みどろの日

 今日のタイトル怖いな(汗)。なんかこう短い分、ボソッとしたかんじで。
 いや別に他意はないんですよ。ただ、最近ちょっと問題になっている献血に関して自分に起こったことを語ろうかな、と思っていたわけでして。
 先週の金曜日か土曜日で、電撃文庫レースのゴタゴタで話すの忘れていたのですが、市役所で献血を行っていたんですね。注射は嫌いなんですけど、献血は機会があれば必ずする事にしています。別に減るものではありませんしね。
 それで、問診票も書いて、お医者さんの問診を待っている間、横に書いてある「以下の条件に合う方は献血を御遠慮願います」って書いてある部分を読んでたんですよ。今まで引っ掛かったことないんで、ちょっと興味本位のつもりで見てたんです。
 そして以下の記述が目に入りました。

6、1980年(昭和55年)以降英国に一ヵ月以上滞在したことのある方。
7、海外から帰国して四週間以内の方。

 二つも引っ掛かってルー!

 7番目は覚えてないんですけど、6番目は前は半年とかいう長さでしたよ? 大体7番の条件なんですけど、今の若者はガンガン海外旅行にいく世の中、春休みも開けようかという時期にする献血には随分キツいものがあるのではないかと。
 6番の英国の件は有名ですよねー。変異形クロイツフェルトヤコブ病。発病した男性が、一ヵ月だけ滞在している内に感染してしまったらしいので、この厳しい条件になってしまったそうですが。しかしこの条件、7番目と違って下手したら一生付きまとってきそうなんですけど。
 それでも本当に血液が足りなくなれば少々の危険は冒してでも、そういう僅かな可能性に引っ掛かってしまった人達にも献血を仰ぐべきだと思うんですけどね。

 それと献血関係のホームページでこういう資料を見付けました。
 一番恐ろしかったのは1667年の最初の人間に対する輸血。何と小羊の血液を輸血したというんですよ。それで一時は回復したというんですから医学は神秘ですな。
 そしてしばらくは血液型の存在も知られないまま、輸血をして失敗をしたり、成功したりをしていたそうですが、20世紀に入ってすぐ(←意外と最近なんですね)にラントシュタイナーという人がABO式血液型を発見しました。
 この資料には載っていませんがウィキペディアによると、全ての血液型が一気に見付かったわけではなく、先に発見されたのがA型とB型。そして後にそのどちらでもない血液型がC型と名付けられ、その後、AB型が発見されます。そして最後に正体不明だったC型の秘密が解明され、改めてO型と名付けられたようです。

 僕はこの前まで知らなかったのですが、血液型が違っても輸血できる場合があるんですってね。A型、B型はそれぞれAB型にも輸血できるそうですし、O型に至っては他の三種類の代用にできるとか。まあ、それでも条件が揃っている場合に限った話で、基本的に異血液型間の輸血は避けられているようですが。

 血液不足はかなり深刻なようですので、皆さんも出来るだけ献血に協力をしてあげて下さい。

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