1903年01月04日(日) |
魔法使いに15の質問 〜フィラレス=ルクマース〜 |
魔法使いに15の質問 〜“魔法使い達の夢”よりフィラレス=ルクマ−スの解答〜 (注:第二部終了時点での解答です)
注)フィラレスは口が利けないため、本人より周りの仲間(特にカーエス)が解答します。
Q1:あなたの名前と、魔導士としての地位があれば教えて下さい。
カーエス:名前はフィラレス=ルクマ−ス。魔導士としての地位はナシ。 リク:でも魔導研究所出身だろ? カーエス:、ああ知識はあるけど実践できへんよってな。みんなが実習してる間はミルドはんのところへ行って研究を手伝うたりして、まあ特殊な扱いやったよ。
Q2:あなたが魔導士となったきっかけは?
フィラレス:(首を傾げる) ジェシカ:……魔導士ではないよな。 フィラレス:(こくりと頷く) カーエス:自分の意思で、言うより、状況に流されて魔導研究所に来たんやな。
Q3:あなたが魔法を覚えた環境は?
コーダ:カーエス君と同じだから、魔導学校スよね。 フィラレス:(こくりと頷いてカーエスを見る) カーエス:まあ、望まずしてフィラレスは連れて来られたし、生徒達には疎まれるわ、研究者からは好奇の目で見られるわ、あんまりエエ思い出ないと思うけど、“滅びの魔力”のフォローもできるし、最適の環境やったんちゃうかな。
Q4:あなたの師匠はどんな教え方をしましたか?(もしいれば)
コーダ:マーシアさんスね。教えるって言ったって魔法を教えてたわけじゃないと思いやスけど。 リク:会った限りじゃ、優しい女のヒトだったけど、いつもあんな感じか? フィラレス:(嬉しそうにこくこく頷く) カーエス:ホンマ、ええ先生やで。俺もようフィリーと一緒に勉強教えてもろうたけど、根気よう教えてくれるし、面倒事とかも率先して引き受けて嫌な顔一つせずにするってカルク先生もよう誉めてはったわ。
Q5:初めて魔法を使えたのはいつですか? どんな気持ちでしたか?
リク:魔力の暴走は魔法を使ったことにはならんだろ? ジェシカ:ええ、「魔法」にはなるかもしれませんが、「魔法を使った」事にはならないでしょうね。 コーダ:でも「使った」コトあるじゃないスか。ほら、エンペルファータで。 リク:あ、着いた日にクリーチャーと戦った時だな。 カーエス:それよか、死にかかっとったリクを助けた時やろ。“滅びの魔力”を癒しに使うたんやし。あれはスゴかったで。 フィラレス:(顔を赤らめてうつむく) リク:とにかくファトルエルを出てから“滅びの魔力”をコントロールしようっていう気持ちが強くなったと思う。だからエンペルファータでそういう結果が出せたのには満足できるものだったと思うし、ある程度の自信もついたんじゃねぇかな。
Q6:あなたが魔法を覚えるにあたって一番辛かったことは?
カーエス:こ、こんな質問すんなや、ド阿呆!(フィラレスの耳を塞いでやる) フィラレス:……?(首を傾げる) ジェシカ:マーシア殿とカルク殿から話は聞いたが、あれは酷いな。望まないのに獰猛な魔力で親を殺してしまったのだから。 リク:ファトルエルじゃ相当思い詰めてたようだしな。
Q7:あなたは主にどんな魔法を使いますか?
コーダ:今のところ2つスね。全方向攻撃と強力な癒しと。 リク:ま、その内増えていくだろ。なっ? フィラレス:(こくりと頷く)
Q8:十八番の魔法(つまり一番得意な魔法)は何ですか?
カーエス:上の2つやったら間違いなく前者。癒しはまだ意図的に使えるわけやあらへんしな。 ジェシカ:あれは愛の力だな。 コーダ:そうスね、愛の力スね。 フィラレス:(顔を真っ赤にする) カーエス:くっ……! え、ええんや! それでフィリーが幸せになれるのなら!
Q9:あなたは魔導士として何か特殊な能力を持っていますか?
ジェシカ:これも作者の意図が見えるな。 コーダ:“滅びの魔力”のことスね。ひたすら強力スけど、フィリーさんが意識するだけでその方に向かって攻撃してしまう非常に攻撃的な性質を持ってやス。 カーエス:ああっ! フィリー自身はこんなに癒し系やのに!
Q10:魔法を使う上で苦手なことってありますか?
リク:これは本人が悪いんじゃないが魔導制御だな。“滅びの魔力”が強力すぎて融通は利かないし、応用も難しい。ファトルエルでジルヴァルトがフィリーに勝ったのはその辺のコトをよく分かっていたからだ。でも最近は大きな改善を見せているから、まだまだこれからだ。
Q11:魔法使いに必要な技能は何だと思いますか?
カーエス:今までの経緯を考えれば、魔導を制御する力やな。 フィラレス:(こくりと頷く) ジェシカ:うむ、それさえあればもう暴走させて人を傷付けなくて済むし、逆に助けることさえできるようになるからな。
Q12:「魔法が使えて良かった」と思えるのはどんな時?
ジェシカ:よかったと思ったことはほとんどないと思うが、やはり、一番嬉しかったのはリク様の命を救った時だろうな。 コーダ:滅びの力を癒しに使えたことで、“滅びの魔力”のことをいろいろ見直すキッカケにもなったんじゃないスかね。
Q13:逆に不便だと思うことは?
リク:やっぱデカすぎる力を持っていることだろ? カーエス:せやな、力を持て余すととんでもないことになるって一番身に染みとると思うし。
Q14:魔法って要ると思いますか?
リク:あんまり要るとは思ってないんじゃないか、フィリー? フィラレス:(少し考えた後、ふるふると首を振る) コーダ:そうか、兄さんの夢を手伝うのに使えるようになりたいスよねェ。 フィラレス:(顔を赤くして頷く) ジェシカ:何とも健気な愛じゃないか。 カーエス:………そやな。
Q15:ありがとうございました。最後に魔法使いとしての今後の目標を明日に向かって叫んで下さい。
フィラレス:………(困) カーエス:叫ばれへんし(汗)。 ジェシカ:元々叫ぶタイプでもないな。 コーダ:でも、目標は決まってやスよね。 リク:じゃあ、みんなで合わせて行くか? 一同:(明日に向かって)“滅びの魔力”を制御できるようになるぞー! ジェシカ:それと恋の成就だな。 フィラレス:………(照)
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