1903年01月05日(月) |
魔法使いに15の質問 〜コーダ=ユージルフ〜 |
魔法使いに15の質問 〜“魔法使い達の夢”よりコーダ=ユージルフの解答〜 (注:第二部終了時点での解答です)
Q1:あなたの名前と、魔導師としての地位があれば教えてください。
コーダ:名前はコーダ・ユージルフ、ッス。ぴっちぴちの24歳、好きなことは女の人としゃべることー。 リク:余計なことはいいから魔導師としての地位を答えとけ。 コーダ:一応、リク兄さん専属の便利屋やってやスよー。情報を仕入れたり、いろんな雑用こなしたり。ファトルエルにいた頃は表向きサソリ便の御者やってやしたけどね。ああ、それと下級魔導師資格もってやス。 ジェシカ:ほう、それは知らなかったぞ。 コーダ:あるといろいろ便利なんスよ。
Q2:あなたが魔導師となったきっかけは?
カーエス:そーいや、なんで魔導師なん? 便利屋やったりサソリ便やったりすんのに魔法はあんまり必要ちゃうやん。 コーダ:それは俺が魔法を使えるようになったのは便利屋になるためだからじゃないんスよ。ま、いろいろあって気が変わって便利屋を始めたんス。 ジェシカ:では、何のために魔導師になったのだ? コーダ:それは家業みたいなもんでして。別になりたくてなったわけじゃなくて、なるのが当たり前の世界に生まれたんスよ。そのへんの詳細はま、やめときやしょう、さほど面白い話じゃありやせんし。 フィラレス:……?(←首をかしげている) リク:ずいぶん意味深長だな。ま、あまり話したくねぇならべつにいいけどよ。
Q3:あなたが魔法を覚えた環境は?
コーダ:いろんなところを回りやしたからねぇ。総じて自然の厳しいところにいやしたよ。詳しいことはまたスルーで。
Q4:あなたの師匠はどんな教え方をしましたか?(もしいれば)
コーダ:ああ、これもスルーで。 カーエス:イヤ、せめてなんか仄めかすとかしようや(汗)。 コーダ:そうスね。例えばファルガールさんの修行はかなり厳しかったようスけど、まだ優しさのある厳しさじゃないスか。笑い話になるくらいの。 リク:イヤ、俺は笑い話をしてるつもりはないんだけどな。 コーダ:俺の場合はそんな優しさとも無縁で、何人か訓練生がいて、死んでも構わないくらい厳しくして、死んでしまえば死んでしまったでそこまでの資質だったっていう感じスね。 カーエス:……、イヤ、辛いこと聞いてすまんかった。
Q5:始めて魔法が使えたのはいつですか? どんな気持ちでしたか?
コーダ:多分、七歳か八歳くらいだったと思いやスよ? リク:随分、小さい頃から訓練してたんだな。 コーダ:あの時はホントにほっとしやしたよ。出来なければ殺されるところでやしたから。
Q6:あなたが魔法を覚えるに当たって一番辛かったことは?
コーダ:やらなきゃ死ぬ、やらなきゃ殺されるっていう恐怖心もそうでやしたが、周りで知り合った子供がバタバタ死んでいくのが一番辛かったスね。可哀想とも思ったし、明日は我が身って感じで恐怖心もあおられやしたし。 リク:……俺って結構幸せだったんだなぁ。
Q7:あなたは主にどんな魔法を使いますか?
コーダ:ああ、やっと答えやすい質問が来やしたねー。 ジェシカ:そうは言っても《シッカーリド》関連のもの以外使ってるのを見たことがないのだが。 コーダ:使いやすよー、主に情報収集系でやスけどね。砂漠なんかじゃ、オアシスの位置を調べたり出来やすし、方向の確認も魔法で出来やス。洞窟や遺跡ではマーキングや罠っぽいところを特定することも出来るんスよ。便利なのが現在触っている本の内容をほんの10秒で頭の中に放り込むことできる魔法ス。 リク:戦闘系の魔法は? コーダ:使えないこともないッスけど、《狙撃》と《シッカーリド》関連の魔法が使えれば事足りやスから。
Q8:十八番の魔法(つまり一番得意な魔法)は何ですか?
カーエス:愚問やな……。 コーダ:いやいやいや、この質問を待ってたんスよ。俺が得意なのは 一同:《シッカーリド》。 コーダ:ああっ! 先に言われた!? リク:いや、分かりきってるしなァ(汗)。
Q9:あなたは魔導士として何か特殊な能力を持っていますか?
コーダ:別にたいした特技は持ってないんスけど、人前で《シッカーリド》を“召喚”したら何でか大抵驚かれやスよ。 ジェシカ:当たり前だ(汗)。普通召喚魔法はモノを魔力で創造するのであって、生き物は複雑すぎてまともに作れる道理がないんだからな。 フィラレス:(こくこく頷く) カーエス:でも何かあれだけ厳しい訓練を生き残ってきたっちゅうし何や納得したわ。
Q10:魔法を使う上で苦手なことってありますか?
コーダ:戦闘系の魔法は苦手ッスね。特に兄さんやカーエス君みたいな派手な魔法戦はちょっと無理ス。 リク:そうなのか? 使わないようにしてるわけじゃなくて? コーダ:ああ、俺が習得したのは主に暗殺用とか、実用的な魔法ばっかりでやしたから。 リク:……あ、暗殺用……。
Q11:魔導士に必要な技能は何だと思いますか?
コーダ:んー、あんまり考えたことなかったスね。頭の柔らかさスかね。同じ魔法を持っていても、いろんな使い方ができるし、頭のやわらかさがあると、一見出来なさそうでも、出来るようになることがありやスからね。
Q12:「魔法が使えてよかった」と思えるのはどんな時?
カーエス:女の子を魔法を使って口説くときちがうん? コーダ:そんな姑息な真似しやせんよ(汗)。 ジェシカ:ならば、普通では知り得ない情報を知ったときか? 《透視》や《盗聴》を使ったりすれば大分取得できる情報の幅が広がるだろう? コーダ:そんなことないッスよ(汗)。非常時でない限りそんな趣味の悪いことしません。真っ当に調べてやスよ。 リク:で? 「魔法が使えてよかった」と思える時は? コーダ:もちろん《シッカーリド》で走ってる時ッスよ! あのスピードは《シッカーリド》が召喚獣で、且つ俺が魔法を使えなけりゃ味わえやせんよ!(力説) 一同:ああ、なるほど(納得)。
Q13:逆に不便だと思うことは?
コーダ:何も知らない人って魔導士はみんな何でもできるって思ってるらしくて、過度に期待されることがあるんスよねぇ。だから普段魔法を使えることは隠して行動してるんスけどね。
Q14:魔法って要ると思いますか?
リク:別に魔法を使えなくてもやってけてるんだから、別に要らねぇと思ってるんじゃないのか? コーダ:そんなことありやせんよ! 魔法がなければ《シッカーリド》の限界走行も楽しめないじゃないッスか! カーエス:……魔導レーサーやったらあかんの? あ、魔導レーサーも魔法の産物やけど。 コーダ:何馬鹿なこと言ってるんスか。道の上しか走れない乗り物なんて乗れやせんよ(真顔)。道なき道を走破するのが楽しいんじゃないスか! 一同:………。
Q15:ありがとうございました。最後に魔導士としての今後の目標を明日に向かって叫んでください。
コーダ:いつか《シッカーリド》で音速を超すぞー! カーエス:イヤ、無理やろ!? リク:やるなら一人でやってくれよ。 ジェシカ:その前に空気抵抗などで御者が無事に済むとは思えんのだが(汗)。
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