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能と杉並と教育と - 2005年05月07日(土)
母と能をよく見に行きます。先日西荻窪の駅のホームに立っていたら、井草八幡の薪能を宣伝紹介する映像が目の前に・・・。5月14日に「巴」が演じられることを知りました。近頃杉並区内でもずいぶん能を見ることができますね。 私の予算要望の中に「地域の人材を生かした都立高校での伝統芸能、伝統文化学習の充実を」という趣旨のものもあります。新設の都立杉並総合高校は伝統芸能のための舞台を持っています。施設の活用が十二分に図られるよう、たとえば、若い人たちがそこで能に触れられる、指導力のある地域の人材を生かせれば可能なことです。実際に杉並にお住まいの能楽士の方にお話をうかがい、杉並ならば可能なことである、またほかの地域でも可能性があると思い予算要望にくわえました。 白鴎中学・高校(今年から6年制で再編成された)のように、芸能的才能のある生徒を特別待遇することが文化を育てる、みたいな短絡的発想ではなく、若い人たちがその発祥や、歴史を踏まえて伝統文化を学べば、むしろ他民族の伝統、文化に敬意を払える大人になることができるのではと期待しているのですが・・。
NHKの大河ドラマのために地域開催の能では今年は義経が登場する演目が多くなっていると聞きました。写真は練習用の能の舞扇と謡い本「船弁慶」
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