なか杉こうの日記
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| 2006年04月04日(火) |
哲学的(?)なこと。 |
地下道を歩いていてかう考えた。(アレ、どこかで聞いたような・・・)
わたしはなぜわたしなのだろうか。わたしはなぜ、前をあるく人ではなく、わたしなのか。
そもそも、なぜ犬とかねこに生まれず、ありがたいことに人間に生まれたのか。しかも、原始時代とか中世とか、死んでしまう確立の高い時代でなく、現代に。しかもアフリカとかイラクとか戦争の地域でなく、一応平和な日本、しかも一応元気でいるのだろうか・・・。
これはきわめてきわめてラッキーなことである。宝くじに当たるよりももっとラッキーなことである。奇跡的にラッキーなことである。さあればたまたま触れ合った人とは類いまれなる縁があるのか・・・。
そう思いながら前を行く人々の背中を追いながら地下道を歩いていたのだった。
たまたま、こうなっただけで偶然だ、わたしがわたしでなく生まれてくるのもきわめて当たり前のこと、というならば、こう考えているわたしは何なのだろう。わたしはなぜわたし以外の人の頭の中がわからないのだろう、わたしはなぜいつもわたしで、他の人になれないのだろう。
わたしがずうっとわたしにしかなれないということは、わたしの世界がすべてであって、こうして「なぜわたしは人間でこの現代のわたしに生まれたか」と考えることも実に価値がある、と思った。
と、めっずらしく哲学的なことに思いを馳せていた・・・。
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