なか杉こうの日記
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| 2006年01月21日(土) |
雪が降った・Smoke Jumper |
いまは雪が降っているのでほんとうに静かだ。今年になってから、職場の大きな行事、お客さんが幾人か来てその対応、家の動きとあって、やっと今日になっておちついたというふうだ。7,8,9と連休もあったが、その時も仕事を持ってきてやっていたしね。
こちらは雪はめったにないので、降り始めぐらいはふうっと非日常的な気分に陥る。うれしいほどではないけれど。子どもの頃は、もちろん、雪が振ると大喜びだった。
しかし小学低学年のころ、正月ごとに行った盛岡や青森の雪はそれはそれは格別だった、というか、驚いた。青森に行って帰る日、結構な吹雪だった。ちいさい妹と私はオーバーを来て、頭には毛糸のスカーフ(というのだろうか)をかぶってバス停までひろい野原の一本道を歩いた。まだ新興住宅地だったので野原のような場所があったのである。
真っ向から風がびゅんびゅん吹き付けて息もできないくらいだった。雪とはこんなものか、と初めてわかったのである。子どもながらも、あの北の土地へ足を踏み入れたとたん、雪じたいに喜ぶどころではなくなったのである。
今でも覚えているのは、八百屋さんに入ったら、店先をしゃんしゃんと音をさせて馬(!)が通っていったことである。本物の馬なんてしかもふつうの大通りを、大きな首を垂れて馬が行く! これには仰天した。昭和40年も近かった頃だと思うのだけど、その時代に街に馬が通っていた・・・。
いまは外は静か。雪が降っていない、静けさである。さて用事をしようかな。
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もう三ヶ月も前にふと、丸善の店頭でSmoke Jumperというペーパーバックを買った。たまには洋書を読まなくちゃと思ったのである。それを窓の下に積んどくしておいたら、すこしページが茶色くなっている。こりゃまずいな、と思った。
Smoke Jumperというのは先日アメリカの人に聞いたら、雇われ人で、森林火災がある土地に渡り歩いて飛行機から飛び降りて森林の燃えぐさ、つまり木や草を刈り取る人のことらしい。すごいね。肩に伐採の道具をしょってパラシュートで降り立つらしい。ふだん土木工事に携わる人もいるらしい。
私はもうちょっとかっこいい職業かと思っていた。消火したり、救助隊みたいなものかと思っていた。しかしその人の話だと季節労働者みたいな感じで土地から土地へと渡り歩く者らしい。
ともかく、この本を読んで見なければわからない、と思った。
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