2024年09月24日(火) |
ようこそ、ヒュナム洞書店へ / ファン・ボルム |
牧野美加 訳
2024年 本屋大賞 翻訳小説部門第一位
ソウルの架空の町、「ヒュナム洞」の静かな住宅街にオープンした「ヒュナム洞書店」 三十代の女性店主ヨンジュやバリスタの青年ミンジュン、個性あふれる常連客など、書店に集う人々の交流を描く群像劇であり、「お仕事小説」でもある。 一話につき三〜一六ページのエピソードが四十話あり、各人物にスポットを当てながら物語は進んでいく。一番の中心人物はヨンジュだが、登場人物全員が主人公とも言える。
本屋のない町は、町ではない。 町だと名乗ることはできるだろうが 魂まで欺くことはできないことを、自身も知っているはずだ。
ー ニール・ゲイマン(小説家)
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