2024年06月30日(日) |
燕は戻ってこない / 桐野 夏生 |
北海道で勤めていた介護施設の職を辞して上京した二十九歳の、リキこと大石理紀。 彼女は東京の病院で非正規の事務職に就くが、薄給ゆえに生活は苦しかった。 そんなおり、同僚のテルから卵子提供のアルバイトを勧められ、生殖医療専門クリニックの扉を叩く。 ところが予想もしなかったことに、日本国内では認められていない〈代理母出産〉を高額の報酬とひき換えに提案される。
リキに代理母の提案をしたのは、元有名バレリーナの草桶基とイラストレーターの裕子夫婦。 不妊治療を断念したセレブな夫婦。 基が自分の遺伝子を継ぐ自分の子供が欲しくなったゆえの決断だった。
それにしても 人工授精して契約違反(?)の他の男性との性行為や、妊娠したのが双子だったという設定は 面白すぎる。
今、NHKでドラマ放送されてる。
|