読書記録

2023年08月01日(火) 朱色の化身 / 塩田 武士


 ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。
一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。

序章の湯の街炎上を読んで 物語の展開を期待したが、関係者の取材と称した進行は登場人物が多すぎたように思う。

子どもの頃の悲惨な体験は消えない記憶となって その後の人生の



















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