読書記録

2017年11月16日(木) 私家本  椿説弓張月/平岩 弓枝

 
もともとは江戸時代のすごいベストセラーで 滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』と並ぶ名作だそうだ。
 歌舞伎の題材にもなっているらしく 流浪の豪傑・弓の名手源為朝の生涯を書いている


江戸最強のベストセラーが、ホームドラマばかり書いていると思っていた平岩弓枝の作で読みやすい物語に再現された。

 時の権力者信西の怒りをかって都を追われた源為朝は、肥後国で最愛の妻と巡り合うも、運命は為朝をさらなる旅と闘いへと駆り立て、あの保元の乱で崇徳上皇とも絡む。
(私・・・、大河ドラマで井浦新が演じた崇徳上皇が大好き!!)

読みやすく淡々と物語が進んで行くが、内容が急展開、超展開で、その落差があり得ないというかようわからん世界になってる。

まあ、なんというか、ともかく源為朝が行くところ行くところで敵を倒し子供を作るけど、人徳ゆえか問題が起こっても後腐れなく上手く解決して、伊豆大島に流されるも、最後は琉球にまで行くんだもの。すごいとしか言いようがない。









 


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