2017年08月29日(火) |
ざぶん/嵐山 光三郎 |
文士放湯記
漱石、子規、露伴、紅葉、鴎外、独歩、一葉、鏡花、花袋、藤村、鉄幹、晶子、荷風、武郎、啄木、白秋、牧水、潤一郎、直哉、康成
著者が奥会津の山また山の奥の一軒宿に、段ボール49箱分の文献資料古雑誌を持ち込んでの執筆。 明治の文士はじつによく温泉に入った。 そんな文士たちが好んだ温泉は、ことごとくがひっそりと静かな天然純朴の湯ばかりだった。値段も安かったようだ。 川端康成が長期滞在した湯ヶ島の宿は、東京の下宿よりも安かったから、一年も二年もいられた。
有名な明治の文豪たちの温泉が舞台であったり、仕事場であったりの面白い裏話とでもいうべきお話の数々。
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