大腿骨にボルトを入れる骨折をした踊り子が、引退を視野に入れてストリッパーとしての原点だった札幌でダンスシアターを開く。 不動産屋として知った伝説のバーテンダーJIN(竜崎)と、彼が連れてきた若い踊り子瑞穂とみのりとの1年未満のダンスシアターでのお話。
充分 映像にもなりそうな筋書きで面白く読んだ。 クリスマスイブに千歳空港に降り立った主人公が、年を越して『NORIKA』を開店させ、その年の12月21日には店を閉めて、怪我をするまで踊っていた小屋で再び踊り子として復活する。 JINはみんなが戻ってこれるようにと、『NORIKA』の後を『カクテルバーJIN』として開店させた。 これは 作者が続編を書きますよ、という暗示なのだろう。
それにしても 漢字では表さなかったけれど主人公は フジワラノリカと名乗っていた。 作者の意図というか思いが知りたいなぁ。
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