読書記録

2016年05月15日(日) 世界一清潔な空港の清掃人        新津 春子


 以前、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀でこの方のことを見た。

 この著者は、本のタイトル通り、羽田空港国際線ターミナルの清掃を担当していて、人から軽く見られがちな清掃という仕事に対する働き方がとても印象に残っていた。

 サクッと読みやすいこの本には、新津さんの生い立ちから、羽田の勤務の話まで、清掃に関する様々な話が語られている。

 日常の業務の中での出会い、そして新津さんの思いや経験してきたことなどがテーマとして取り上げられている。

 そして この本の中で新津さんが語りたいと思った清掃に関してのエピソードとは別に、清掃に関するノウハウ集が、まとめられている。
だから私のような不精者というか、いい年をしている割に物知らずなニンゲンにはそこだけ読むだけでもとても参考になった。

それにしても清掃を極めるために学校に入り直したというのには、清掃という仕事のプロとしての覚悟のほどには驚かされた。

私たちは、清掃という仕事を下に見がちだけれど、清掃をおろそかにしている会社では、うまく経営が回っていないことを指摘する本もある。
整理・清掃・整頓を 3S といって最近は社員教育の基本としている企業も多い。


人と比べるのではなく、私は自分と自分を比べます。

お年寄りや、障がいのある方も、私にとって、先生です。

何かを教わることができるというのは、なんと幸せなことでしょうか。
















 < 過去  INDEX  未来 >


fuu [MAIL]