2016年05月07日(土) |
元気なうちの辞世の句300選 |
歌人の金子兜太が現代日本人が詠んだ数多くの辞世の句から、秀作句300を選句したもの。
誰でも生きている途中で<死>を見、そして見詰めるときがある。そんなとき自分のいまの暮らしを見直したり、生涯をふり返ったり、自分の死の有り態を想像したり、あるいは自分といわず<死>そのものを見詰めている今の心境を述べようとしたりして俳句をつくることがある。
そして 先人たちのいわゆる辞世の句といわれているものも少し取り入れられていた。
今生は病む生なりき鳥頭
石田 波郷
白露や死んでゆく日も帯締めて
三橋 鷹女
一般の人たちの秀句も それぞれがその時の心境を本当に上手く歌にしている。
私は・・・ 願わくば生まれ変わりは野の花に
季語がないから ボツですけれど・・・心境は分かってほしい。。。
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