読書記録

2016年02月29日(月) 林住期           五木 寛之


 いい加減エエ年をしているわりに物知らずな私は ”林住期” を著者の造語だと思って読み始めたが、古代インドでは人生を4つの時期に区切るという。


90歳、100歳も珍しくなった今
「学生期」(がくしょうき) 0〜24歳
「家住期」(かじゅうき)  25〜49歳
「林住期」(りんじゅうき) 50〜74歳
「遊行期」(ゆぎょうき)  75〜90歳 というような区切り方をして、残りの人生をいかに生きるかという指南書。

著者がこれを書いたのは「林住期」の終わりころのようだが、私はまさに「林住期」真っ只中。


「家住期」までは家族や社会のために身を粉にして働いてきたのだから、林住期」からは自分のために生きようというものだ。

私も親を見送って、子供が家を出ていったらそれこそ自分の思うように生きてやろう・・・と思っていたがそれもこれも健康であってこその話。
誰にも気兼ねしないで自分の思うように生きられると思っていたのだが、私の場合、健康問題が大きく立ちはだかった。

より良く生きたら、より良く死ねるという約束事というか保障もないのだから これから迎える「遊行期」にいかに繋いでいくか。。。

取りあえずは腹式呼吸を心掛けてみよう。。。














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