読書記録

2003年06月22日(日) 分岐点             古処 誠二

13歳の皇国民「自分の意思で殺した。後悔はしていない」ミステリー史上、稀にみるその殺害動機。鮮烈に胸を打つ、衝撃の結末



終戦末期、勤労奉仕の中学生が古参の下士官を殺した。死体は見つからない。どのように殺害して死体はどう処理したのか。戦争の結果は下士官にも見えてきたが、頑なに日本の勝利を信じる軍国少年にはそれは受け入れられないことだ。だから下士官を殺したのか。


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