うさぎのつぶやき

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2005年03月15日(火) ◆くぎ煮

<ちょっとリニュ>
トップページの写真を入れ替えた。それに伴い少しだけMenuを変えてみる。
今回は写真の中に入れ込んでみた。
最近知り合った「まぁ」さんの所の素材。素敵な写真素材ばかりでうっとりする。

   ******
<くぎ煮>
昨日、少し用事があって神戸に行ってきた。

用を済ませ、三宮の地下にある“IKARI"に立ち寄る。

“いかなご”が出ていた。
ここ2〜3日天候不順とかで、近所のスーパーでは入荷がなくて買うことができなかったため
ちょっと重たいけれども買うことに。(1キロ入りのパックになっている。)
ついでに“ざらめ”も一緒に。
この“いかなご”明石を中心に兵庫県一帯では春の訪れを意味する。
スズキ目イカナゴ科で玉筋魚と書くそうだ。新子(しんこ),小女子(こうなご)とも呼ばれている。
これを上手に炊くと一人前の主婦として認められるらしい。

阪神大震災の後、被災した人々がたくさんの援助や励ましのお礼にと気持ちのお返しにこの
“いかなご”を全国に送った事から一般に広まったと言われてはいるけれども、
古くからこの一帯では春の風物詩として伝えられてきたようだ。

(私も去年初めて“いかなご”を炊いたのだが見事に失敗、“いかなご”を入れてしまった後は
絶対に箸や杓でかき回したりいけないといわれているのに、少しくらいならいいかも・・・と思い
ちょっとかき回したら、身が崩れて団子状態にしてしまった苦い経験がある。)

今年こそ失敗しないで頑張って作ろうと決心した私は、パン、生ハム、生のベーコン、等と一緒に
袋に入れてもらい、重たくなってしまった荷物をもって電車に乗った。

帰宅した後レシピを片手に早速取り掛かる。
調味料をいれ煮立たせた後生姜をいれ、胡桃をいれ最後に少しづつ“いかなご”を分け入れていく。
あとは絶対にかき回さないようにして30分、吹き零れないように炊いていけば出来上がる
とのことだった。30分・・・。確かにそう書いてあった。
レシピどおりの分量だしレシピどおりの火加減で何もかもレシピどおりに。

その30分間にPCの電源をいれMailなどのチェックをして、ノートンのウィルススキャンを実行に移し、
そろそろ20分ほど過ぎた頃に一度様子を見に行ったところ・・・。
キッチンは煙がモクモク、お鍋は真っ黒!!
どうりで何か香ばしいにおいが立ち込めてるような気がしたんだ。
てっきりご近所で何か美味しいもの作っているんだと思っていた私。

見るも無残なお鍋と“いかなご”・・・。
いったいどうなったんだぁぁぁ〜〜!!。
理解に苦しむ。

レシピどおりにしたのに・・・。
重たい思いをして神戸から持ち帰ったのに、高級食料品店で、上等の“いかなご”買ったのに
大半がパー!!

わずか1/5ほどしか助からなかった。
あとはもう焦げ臭くて食べれない。
おまけにお鍋が修復できないほど焦げてこびりついてどうしようもない。

私っていつになったら一人前の主婦になれるのだろうか・・・。
悲しい・・・。


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