2004年05月09日(日) |
土地(場所)の因縁(3) |
先日も供養の話で、動物の事をお伝えしましたが、 土地に関しても、動物の因縁や障りというものがあります。 やはり、動物の共同墓地の近くなどは好ましくないのですが、 とさつ場の跡地は、とても深い因縁が残る場所になります。
豚や牛、鶏など、一般的に食用にされる動物というのは 自分たちが殺される運命にある事を知っています。その ようなことを感じながら生きている、というのは哀れな 事です。そして、体の大きな豚や牛は殺される時に、涙を 流して、私たちの為に亡くなって行きます。 無理な死に方をすれば、その分念がこもる訳です。
そんな場所とは知らずに、自分の理想にあった土地という 理由でその場所を購入されて、大きな工場を立てた方が いらっしゃいました。最初は経営の方もまずまずでしたが、 次から次へと借金を重ねてしまい、工場の従業員も、働く ことに息苦しさを感じて調子がくるう、体調が思わしく ないなど、経営は悪化の一途をたどっていきました。
ある時に近所の人から、だいぶ昔、牛の肉を処理していた 場所だった、という事を聞き、それが原因ではないかと 相談に見えたのでした。その後は改善策をお伝えして、 だんだんと仕事のにも光が見えてきて、現在は手広く 仕事をしているとの事です。
上記の土地の因縁に限らず、私たちが生きて行く為に、 命を捧げてくれる、動植物の事はついつい忘れてしまい がちですが、皆さんの心の片隅に留めて頂ければ嬉しく 思います。
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