さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年06月30日(木) |
「“衣装”で読むイギリス小説」を読んで |
明日から始まる京都骨董祭に向けて、今日から京都へやってきました。無事、搬入と飾りつけも終わり、明日の骨董祭を待つばかりです。また今回も、関西のお客様の皆様にお会いできるのがとても楽しみです。
さて、先日も日記に書いた「“衣装”で読むイギリス小説」ですが、読み終わり、Libralyページへ加えました。この「“衣装”で読むイギリス小説」、十人以上の書き手が、それぞれのテーマで「装うことと生きること」について書いていますが、特に19世紀ヴィクトリアン当時の世相と照らし合わせたものが多く見られます。Libralyページにご紹介している「英国レディになる方法」と「下着の誕生―ヴィクトリア朝の社会史」の著者もそれぞれ書き手となっているため、一部これらの内容と重複している箇所もありますが、目次だけ見ても、「十九世紀女性の流行意識」、「ヴィクトリア時代の下着革命」、「子供服の誕生」、「ドレスメーカーから苦汗労働へ」などなど、ヴィクトリアンたちの衣装に対しての意識やアンティークを知るうえでは、大変興味深い内容になっています。
一緒にLibralyページにupした“Lace in Fashion from the Sixteenth to the Twentieth Centuries”は、アマゾンでは在庫切れ中ですが、こちらも、普段目にされているレースが、実際にどのように使われていたかが分かって、なかなかおすすめです。また目にする機会がございましたら、是非。
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