さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年06月10日(金) ささやかな贅沢




この画像、一体何かお分かりになりますか?そう、またしてもお風呂ネタ。これは、私が長年密かに欲しがっていた「海綿」なのです。

様々な入浴剤(最近のお気に入りは無印良品の“ミルク”、甘い香りがやめられません。)や、バスバブル(グリーンティーの香りのするロクシタンの“テ・ヴェール”がお気に入り。)、果てはキャンドルなど、お風呂好きな私はバスルームに色々なものを揃えていますが、今回入手したのは子供の頭ぐらいはあろうかというぐらい大きな海綿。この大きな海綿、10代の頃に読んだ小説に出てきてから、なんだかとても贅沢な気がして、長年のささやかな私のユメだったのです。

そして、昨日、長年のユメ叶い、思い切って手に入れてしまいました。(思い切るほどの物でもないのですが。)いつもは、出張先にまで持参するボディブラシ派だったのですが、一度泡いっぱいの大きな海綿で体をこすってみたいという誘惑に勝てずついにGet。「エーゲ海産」と謳い文句にあったLサイズの海綿です。

乾いたそのままでは硬いのですが、「まれに貝殻や海草が交じっていることがあるので、最初に揉み洗いしてください。」という注意書きどおりにお湯に浸けてみると、ほのかな海の香りが。「これってエーゲ海の潮の香り?」海の大好きな私は、それだけで既に陶酔状態。そして、石鹸をつけて実際に体を洗ってみると...石鹸を含んだ海綿の優しい感触がとにかく気持ちいい!うっとりしながら、いつもの倍以上の時間をかけて体を洗ってしまいました。

「あぁ、また今晩もあの優しい海綿で体がこすれる。」と思うだけで、嬉しくなってしまう、ささやかなさかざきの贅沢でした。


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