さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年06月04日(土) 京都の思い出

実は、京都は私にとって、アンティークのお仕事を始めるずっと前から、大の馴染みの場所。今までに何度訪れたことでしょうか。クラーク記念館やアーモスト館などの古い洋風建築を見に、同志社大学に紛れ込んだり(当時はまだ「学生」と言っても通用する年齢だったんですよね〜。)、北山通りの植物園でフランスパンにワインとチーズでピクニックしたり、鴨川沿いを散歩したり。四条の鴨川べりにある東華菜館のスパニッシュ風の建物が面白くて、何度か行ったなぁとか、木屋町にある骨董品的カフェ(?)「喫茶ソワレ」でゼリーポンチを食べたなぁ、あんなところにも行った、こんなところにも行った、と思い出は尽きません。

そんな私のお気に入りの場所だったひとつは、京大の近く、百万遍の関西日仏学館の1階にあったカフェ ル・フジタ。天井の高い古い洋風建築と壁に飾られた藤田嗣治の絵がぴったりの趣のある空間でした。と同時に、建物の前庭がテラスになっていて、初夏の頃に木立の中のテーブルでいただくビールが美味しかったことが忘れられません。

このル・フジタ、残念ながら数年前の日仏学館の改修で、前庭のテラスとともに消えてしまいました。雰囲気のある気持ちの良い場所だっただけにとても残念です。

え?「いったい誰と行った?」ですって?それはヒミツです。


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