++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2010年10月02日(土) *ヤサシいカケラ

今年の猛暑には本当に参った。
ここ数年で一番、久しぶりにこんなに
救急車と救急病院のお世話になったんじゃないだろうか。

何とか自身の入院こそ免れたものの
持病の数値が相変わらず良くないままで
とうとう一時止める事ができていた薬を再度飲むことになった。
ふぅ・・・かなり落ち込むけど仕方ない。


バランスをうまくとって生きていくのは
本当に難しい。

常に緊張感を持続させていくことがうまくできなくて
ずりずりと滑り落ちては
またすんでのところでなんとか這い上がる。繰り返し。


 いつまでだ?

  力の続く限りだ。

 どうにもこうにもそれができなくなったら?

  なに
  その時は有無を言わさぬ大きな力で
  叩き落とされてしまうのだろうよ。



だから
ひとつでもたくさんの
楽しいことをしたいとおもう。

キレイだと思えるものがキレイに見えているうちに
愛しいと想うものをこの手で抱きしめられるうちに
音を、声を、この耳にいつでも甦らせることができるように

わたしは意気地なしの寂しがりやの欲張りだから

たくさんのたくさんの想い出のカケラを集めて
そのなかに埋もれて眠りたいのだ。
そのためのヤサシいカケラをそっと今日も拾い集める。




10月。

透明のマニキュアを塗って
秋色のスカートを穿いて
口紅をひき
オンナの顔をして
彼に逢いに行ってくる

もうすぐ。


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ゆうなぎ [MAIL]

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