++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2007年03月23日(金) ココロノコエ

長男とケンカした。

原因はささいなことだったけど
今の自分の状態が悪すぎた。
普通なら聞き流すことができたはずなのに
彼が何気なく放ったその言葉が
弱っていたわたしの精神には酷く堪えた。

相手はいくら大きくなったといっても
やっぱり子供で。
大人だって難しいのに
だからわたしの病気のことやそれによる状態を
解ってくれという方が無理な話で。

そんなこと頭では承知してるのに
心がいうことを聞かなかった。


その前に社長から電話があって
それもわたしの気持ちを重くさせるのに
拍車をかけていて。

心配したトモダチが電話やメールをくれて
それでだいぶ持ち直してきていた矢先だった。


ミスチルの「しるし」と「くるみ」を
エンドレスでかけて
仕事部屋の片づけをしながら
堰が切れたように ただただ 泣いた。
いったん溢れ出すとそれは止まらなくて

大きなゴミ袋にいろんなものを捨てながら
ぐしゃぐしゃの顔をして泣いた。

整理していくと昔のアノヒトの写真やら
書いた覚え書きのメモやらが出てきて
それを見たらまた涙が後から後からボタボタと落ちて
写真の中のアノヒトに向かって 
バカヤロウ と呟きながら また泣いた。

途中で 次男や三男が心配そうにやってきた。
いつもなら無理にでも笑ってやれるのに
それすら できなかった。
制御不能になったわたしは ごめんね というしかなくて。

 お兄ちゃんも受験がやっと終わったばかりだし
 お母さんも頑張って疲れが溜まってるんだよ。
 わかってるから 元気出して 僕らみんなついてるから。
 だから 泣かないで笑って。
 笑ってるといいことがくるって何かに書いてあったよ。

次男がそういってわたしの手を握った。
三男が心配そうにぎゅうと寄り添った。

それでも涙は流れ続けた。

ごめんね。 大丈夫だから。 そういってやっと少し笑ってみせると
安心したように 無理しないでね と言った。

大丈夫だからってもう一度答えて
だからちょっとだけ一人にしてね って言うと
そっとドアを閉めていった。

その後で 長男がきた。

彼はケンカには何も触れずにただ
 
 この本読み終わったからここに置いておくね。
 面白かったから読んでみて。

とだけ言ってドアを閉めた。

彼なりの心配の形なんだろうなって思った。
いくら大きくなったとは言ってもまだ子供と大人の間。
デリケートな時期なのはわかっているのに。

受け止めてやるどころか ほんの一言に反応してしまった
自分が情けなくやるせなかった。


薬が効かなくなってきてるのかもしれない。
感情が覆われた膜を破ってジワジワと溢れ出してきている。
今はまだ外に向けて出さずに済んでいるけど
今度から下請け仕事の出勤が余計に苦しくなるかもしれない。
それでも何とかするしかないなら
薬を増やすしかないのかもしれない。
心を覆う膜をもっと厚くする為に。
感情をもっと押し込めれるように。

精神力で薬の足りない分 やってきたけど
もう無理なのかもしれない。
そう思う弱気な自分がいる。
無理なのかもしれないけど。


薬を増やして少し気持ち的にゆっくりと出来れば
違うのかもしれない。
でも今のわたしにはそんな余裕は無い。

どう考えても仕事を増やす必要は出てきても
減らすことなんてできない。

どうしようもない。
仕方がない。
他にいないんだ。
わたしがやらなきゃ。どんなに厳しくてもそれが現実。


もうすぐ夜が明ける。
ゴミ袋は大きなのが2つになった。

引越しの時に随分と捨ててきたのに
まだこんなに残っていたんだなって。

今日は美容院と病院と銀行に行ってこようと思う。
美容院は説明会や入学式があるから。

今のわたしはボサボサの根元白髪で酷い有様。
髪を切って白髪を染めて貰ったら
少しは気持ちもしゃっきりするだろう。

病院へは朝になったら電話を入れて
飛び込みになるから薬だけとりあえず貰ってこようと
思ってる。

銀行も忘れないように授業料の引き落とし手続きを。
とにかくこれだけなんとかなんとか。


大丈夫だ。
随分 落ち着いた。

心は虚ろでも涙は止まった。

そうだ。泣いてどうなる。

今までだっていくら泣いても
泣きながらでも自分でやっていくしかなかったし
そうしてきた。

今更 何を泣く。
今更 何に期待する。

わたしのやることはひとつ。
剣と盾を手に闘い続けるだけだ。


泣いたって楽にはならない。
だから もう一度 心の栓を固く閉めよう。


もうすぐ夜が明ける。
闘いの日々が また始まる。

そういうことだ。

それだけの ことだ。


心の声は誰が聞くこともない 
それもいい その方がいい
     「しるし」Mr.Children



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                               ゆうなぎ


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