++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年10月20日(金) 境界線

例えば言いたいことをそのまま口に出せるような
感情のまま とまではいかなくても
それができるのなら もう少し楽になれるのかもしれない と。

だけど例えば今 ほんの少しでも心の堰を切ってしまったら
そこから感情は今度こそ止められないほどに
溢れ出してしまうだろう。

傷つけ荒れ狂い吼え叫んで
そうして全てを壊して
嵐が去った後に残るのは虚しさ以外に何?


人は 必要な時には わたしを求めるけれど
反対にわたしがギリギリの境界線で手を必死で伸ばしても
精一杯の声をあげても 気づいてくれない。

元々わたしは そういうふうにできているのかもしれない。

どこからなら怒ってもいいのか、ここで腹を立ててもいいのか
長い日々の中で それは どんどんわからなくなっていった。


そうして 
こっそりと携帯にかかってきた1本の電話で呼び出された病院帰り 
小雨の降っていたあの日
川沿いの道を立ち止まっては何度も繰り返し
いつも通りに笑える練習をした時から尚更。

自分の感情と表情は遠くなるばかりで
どんな時でも感情を覆い隠して笑顔と快活な口調で話すことが
反射的にできるようになったことを自覚して
刻まれたモノを知った。


世の中には
助けを得ることが許されている人間と
それを期待するべきではない人間が
やっぱり確かにいるとそう思う。

そしてわたしはまぎれも無い後者だ。


苦笑と共に胃の痛みに顔をしかめながら
それでも無意識に空へ伸ばす手は
諦めの悪い証拠。


境界線のこっち側でそれでもまだ踏みとどまってるよ。
すごい格好だけどね。情けないくらいに。


矛盾と合わないツジツマで頭は爆発寸前。
投げ捨てられないバクダンなら呑みこんでしまえと。



いつか来るオシマイの日には
ひっそりと海をめざそう。

せめて。


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                               ゆうなぎ


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