++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年08月16日(水) やさしいうた。

 やさしいうたをきいた。



それは ほんとうにほんとうにこころにしみいるような
かなしくてやさしいあいのうたで
ひとをせいいっぱいにおもうきもちであふれていて

わたしは ほろほろと
いつのまにか とうめいのつぶを めからこぼしながら
ききいっていた。


やさしいうたは ぜつぼうのうたでもあった。
でも どうじに きぼうのうたでもあった。
そうして いのりのうたでもあった。


だからなおさら 
わたしはそのうたを いとしいと おもった。




 やさしいうたをきいた。


たぶん そのひとは
それを やさしいうたとよぶと
とてもかなしいかおをするようなきがしたから

ただ だまってしずかにきいていた。



それでもそれは
まぎれもなく やさしいうた だった
わたしには。




はかなくもろいこととやさしさはすこしにている。



そのうたをうたうひとのおもいを
ただ そっとつつんであげられたらいいのに とねがった。

しょせん ぶきようなこのてでは 
こわしてしまうことがこわくて
ふれることもできないけれど。




 やさしいうたをきいた。


こんなふうにひとをおもえることが
とてもとてもうらやましくて

めをつぶって
ちいさなこえでいっしょにくちずさんでみた






できることなら

やわらかなまるい なみだのつぶに なりたいと

そう おもった。






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                               ゆうなぎ


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