++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年07月18日(火) 傘は ない。

連休明け。

真ん中の子が昨夜から頭痛と吐き気を訴え
熱は無いので迷ったけど今日は休ませることにした。

この辺の判断には かなり神経をつかう。
腹痛、頭痛は精神的なことからが多い。
それは仮病とかでなくて本当にそうなるんだと思う。
気持ち的なもの、無意識のストレスや寂しさだったり。
だから熱が無ければ基本的には多少強引にでも
登校させるスタンスでいる。

それは学校に行かなきゃダメになるからとかいうのとは
ちょっと違う考え。
一つにはそうして強引にでも行かせた時でも
帰ってくる時はすっかり元気で
「やっぱり学校に行って良かったよ!」と
言ってくることが多いから。

朝のシンドサが精神的なものでそれを後押ししてやれば
あと何とかなるなら学校へは行った方がいい。
友達とも遊べる。
頑張れた自信にもなる。


ただ難しいと思うのは頭痛とか特に
精神的なものだと思っていたら肉体的なものだった場合。
そんな時は少しでも早く手を打たなくてはならない。

病気は怖い。

その恐ろしさはアノヒトの時に心底骨身に刻み付けられている。




今日のは精神的なものだったようだ。
休むことにしたら暫くして

頭痛もしなくなってきた。
吐き気もなくなってきた。
お腹空いた・・・ときた。

とりあえずお腹の調子は悪くないので
納豆かけご飯と味噌汁を食べさせた。

おかわりは念の為 控えさせた。
読書にテレビ、ゲーム 今日は厳禁。
横になるように厳命。

連休明けで雨なので 熱もないし
病院は様子をみてから考えることにする。


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雨はそんなに嫌いではないはずなのに
こんな雨の日は気持ちが堪らなく重くなる。
どうしようもなく不安感が膨れ上がる。
いろいろなことを考えたり思い出してしまったりする。

細切れの思考の 欠片が 場面が
万華鏡のように頭の中で移り変わっていく。





・・・・・ということで残念ですがこれ以上
治療的にできることはありません・・・
・・・・・・もって・・・あと・・・1年・・・・

・・・親しい人や会わせておきたい人を・・・呼んで・・



雨。



白い部屋・・・細く細くなった手足・・・
上下することで生きていることを・・・かろうじて・・知らせている
胸の・・動き・・・


・・・長い幾日もの夜・・・眠れない・・・



雨。



明け方近く・・・黙って逝った・・・
動かなくなった・・・胸・・・まだ・・温もりを残した・・
「疲れている奥さんを起こさないであげようと・・」
・・・ばか・・・そんなことで・・・そんなの・・勝手じゃないか・・


・・・詰って怒って怒って・・・・・泣いた・・・・・・・



雨。



お通夜・・葬式・・・打ち合わせ・・・喪服を着て・・喪主・・・
弔問客の人々・・・かけられる言葉に・・子供の手をひいて・・
・・・頭を・・さげる・・お礼を・・いう・・
・・・・・張り詰めて・・張り詰めて・・ ただ・・なんとか・・と


・・・火葬場の煙突から・・立ち上る・・細い煙・・・・・・・



雨。



全てがまるで歪んだ映画のシーンのようで・・・
何処か・・・遠くて・・
其処に居るはずの自分が・・遠くて・・遠くて・・・



雨。

何故か 雨だった気がしてならない。
心象風景の中のその場面には
いつも仄暗く 細く冷たい雨が降っている。



「雨が降る」


雨が降る


泣くな
泣くな

つぶやきながら
走った


前だけを見て


他に何ができる?
おかまいなしに
また明日が始まる


だから
傘など無くても
泣くな

泣くな



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                               ゆうなぎ


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