++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年01月23日(月) たいせつなひと。

怪我や病気からこっち 心身の調子が戻らなかった祖母だけれど
ここにきて だいぶ落ち着いてきたみたいだ。

その連絡を電話で母から受けて少しホッとする。
それにしても大ばあちゃんはスゴイって思う。

歳が歳なだけにこのまま症状が進んでいっても
仕方がないかもしれないと周囲は正直諦めに似た気持ちもあった。
生きていてくれるだけで充分なほど 

大切なひとなんだ。

でも 大ばあちゃんは踏ん張った。
周囲・・両親に時には駄々こねたり困らせたりしながらも
大ばあちゃんは生きることに貪欲だ。
大ばあちゃんの人生は波乱に満ちていたし苦労も人一倍してる。

母が父という良き伴侶を得て幸せになったのを
誰よりも喜んだのは大ばあちゃんだっただろうし
だから わたしにも幸せになって欲しいと祈り続けていたのも
大ばあちゃんだった。

大ばあちゃんは 今のわたしの状態を認識していない。
でも それでいいんだとそう思ってる。

花嫁姿の幸せで溢れていたわたしのことだけを
ずっと覚えていてくれてたらそれでいい。


皮肉なもので奇しくも大ばあちゃんとわたしの人生は
家庭運の無さ という所で重なる。
それが全てではないけれど
祖母もわたしも本当はそれが一番欲しかったんだと
そう 思う。

シブトサと諦めの悪さと打たれ強さと勝気さは
祖母の血をひいてる(笑)

祖母ほど頑張りやでない根性無しの孫娘は
それでもヘタレなりにヨタヨタフラフラになりながらも
人生にしがみつく。
生きることに不恰好にしがみつく。


週末 祖母の顔を見に子供ら連れて実家に行ってくる予定だ。
顔見て 手を握って 繰り返される話を聞きたい。
あの唄を聴きたい。

両親の疲れている分 少しでも手助けになりたい。



大ばあちゃんの手は皺くちゃで関節は太く曲がっている。
それでも 握ったその手は変わらずに暖かくて
いつのまにかあの頃の小さなオンナノコに戻ったわたしは 

何だかとても
安心 するんだ。


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                               ゆうなぎ   


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