++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年01月15日(日) ダイジョウブ

風呂に入った。
髪を洗った。
仕事の下準備を始めて。
洗濯の山を少しだけ減らした。


バタバタしてて薬飲むのを忘れてた。
というか最近のボンヤリから飲んだつもりになってた。

パキシルの離脱症状は結構キツイものがある。
個人差もあるが少なくともこの薬を飲む時に肝心なのは
服用中はきちんと毎日飲み続ける ということ。
急に止めると反動で
眩暈、ふらつき、吐き気、頭痛、疲労感などが
出てくる。

わたしの場合も飲み始めてだいぶ経つが
以前にやっぱり飲み忘れた時があって

その時に案の定 酷い眩暈と頭痛、気分の悪さでフラフラになり
トイレに這いずっていくような羽目になった。

その酷い体験から飲み忘れがないようにと
それだけは肝に銘じていたはずなのに
また やってしまった。

景色が回る。銀色の星が目の前でチカチカする。
イヤな汗が出てくる。 ああ 最低。


薬自体はわたしに合ってると思う。
この薬は合わないヒトは本当に辛いらしいから。
わたしの場合 他に安定剤も飲んでるし睡眠薬も貰いだしたが
(プラス 下剤とアレルギー性鼻炎の薬と今は咳止めも
飲んでる。これは一日1回とかこれは3回とかあるので
今の頭のハッキリしないわたしには ややこしい)
どれもほどほどに効いてると思う。

それが証拠にあれだけ異常に起伏の激しかった感情が
すっかりと平坦になった。
いや 感情が穏やかにというのとはちょっと違って
なんていうかボンヤリとなった。
きっと感情を麻痺させてくれてるんだろうな〜と思う。

それでも抑えきれずに滲み出るように溢れてくるモノはあるが
そうしてもっと薬の量を増やせば それはきっともっと無くなって
いくんだろうけれども
きっと際限なくなっていくだろうから。

たとえ薄ボンヤリとした中でも残しておきたいものもある。
それを握り締めている限り痛みを伴うとしても
知覚全てを手放すことだけは やっぱりしたくないんだ。 



心配する子供達に大丈夫だからと言って
薬袋を引っつかんで もどかしく震える手で錠剤を押し出す。
たったそのくらいのことなのに力が入らなくて上手くできなくて
情けなくなる。

やっと取り出した錠剤を水で流し込む。
唇の端から水がこぼれて黒のタートルネックの胸を濡らす。

30分か1時間か
倒れるようにソファで寝てたら
だんだん 大丈夫になってきた。

まだ少しばかりシンドイがなんとか。


真ん中の子が
泣きそうな目をして
「お母さん お父さんみたいに死んじゃったらイヤだ」 って言った。
末っ子はさっきからぴったりくっついて離れないし
上の子も不安そうな目をしたまま黙ってる。

 馬鹿だねぇ〜アンタたち遺して そんなことなるわけないじゃん!
 薬飲み忘れただけだから 大丈夫!
 今 死んだりしたら 悔しくて母ちゃん化けてでるよ〜(笑)

わざとそんな軽口叩いたら
みんなちょっと安心したみたいに笑った。

みんなまとめて ぎゅううううってしたら
末っ子と真ん中は ぎゅうううって返してきたけど
上の子からは 痛いってば〜って ちょっと迷惑がられた(笑)


ごめんね。

大丈夫。
不安にさせてごめん。


気力だけではどうしようもないこともある。
実際 咳がなかなか止まらない不安もある。

でも わたしはしがみつきたい。
執着する。
どんなことがあっても最期まで。

明日はわからないし
今日で精一杯だけど

そんなキレイにアッサリと諦めることだけはしたくない。
そうでないと遺されたものが哀しすぎる。

そんなのは もう 沢山だから。



みっともなくなりふりかまわず
執着するんだ。

泣き言いう。
諦めるものは諦めてる。
だけど
どれだけ 握り締めたこの掌が痛くても

この痛みだけは手放すなアタシ。



言い聞かせる
繰り返して

誓う
何度も。









ダイジョウブ。




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                               ゆうなぎ


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