++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年05月09日(月) 水族館

GWは実家と自宅を行ったりきたり。
合間に 子供からのリクエストの水族館。

カゾクで最期に行ったのがこの水族館だった。
もう体調のかなり悪かったアノヒトは終始イライラしていたけれど。

それでも子供にはオトウサンと行った想い出の水族館だから。
無邪気な笑顔に応えて
薬の力借りてココロ塞いで足踏み出す。
ちょっとぎこちない笑顔だけどゴメン。 

さすがに人・人・人・・家族連れ・恋人同士・・
ちょっと薄暗い深海のような館内の水槽だけが明るくて
別世界。小さな海。

泳ぐ魚・・深海魚に熱帯魚に・・ちっちゃいのにおっきいの・・
色々 いろいろ イロイロ

手を繋いで あっちの水槽 こっちの水槽。
ガラスに顔くっつけて 歓声あげながら見てる顔が可愛い。

帰りがけに買ったキラキラしたイルカのキーホルダー
ずっと握り締めてる。
落としちゃうよ〜 って言っても「大丈夫だもん」って
聞かない。まったく頑固(笑)

わたしも ちょっと変わった栞をKへのお土産に。
今度 小包に入れて送ってあげよう。
携帯写メールで撮った熱帯魚の画像と一緒に
"今 子供と水族館。お土産買ったからね〜"って一言メールを。

Kからの「ありがと〜」と「疲れてるだろうから帰り気をつけてね」
の折り返しメールに また画像付一言メールの返信して。

自宅に帰りついた時には ほんとクタクタだったけど
少しでも楽しい想い出できたら良かったって思った。
無理した甲斐あった。


そうしてまたGW明けの学校。

楽しく過ごした反動が心配でたまらない母。
しんどくなく学校に行けたらいいね。

わたしの診察日も二日後。
お母さんも頑張るから・・さ。

ゆっくりゆっくり 水族館で見たお魚さんみたいに
真っ直ぐじゃなくてもいいから 泳いでいこうね。

一緒に。


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パクパクと必死で口開いて水面の酸素を吸ってる
弱った小さな孤独なサカナ。

海は広すぎて
サカナは小さすぎるから
息することだけで精一杯で

見えないけど
何も見えないけど

だけど
孤独なサカナは一匹だけじゃない

みんな
弱った孤独なサカナ


広い海でそれでも今日も泳ぐ

ちいさなちいさな サカナたち


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ゆうなぎ [MAIL]

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