++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年05月07日(土) ちいさな小瓶

何だろう この 得体の知れないような 心細さ は。









どうしようもなく何も考えられずに
何も見えなくなって
指先をぴくりと動かすのも億劫になって
自分が空洞になったような
そんな。


泣かなくなった。
泣けなくなった。

薬のおかげ。
感謝してる。
感謝 するべき だよね。

不安定な時のわたしは苦しかったからもっともっと。
それじゃやってけないほど追い詰められてたから。

今は そう モヤがかかって
薄く少しずつ麻痺してる。
だから気持ちが落ちてもこのぐらいで済んでる。

だから 感謝。
たとえ 自分が遠く霞んでいっても。

立ってる。踏みとどまっていられる。この有難さ。







それでも時々声が聴きたくなって
ネットの海を彷徨う。


声を聴くのが怖くて
だから こうしてここにひっそりといるのに。


そのくせ 
時々 なんだか無性に
声が聴きたくなってね。


どんな声を?
わからない。

どうして声を?
わからない。

誰の声を?
わからない。


そんな無理。矛盾。

それなのにどうして


声を

声を

声を


求めるのはココロの奥の


声を

声を

声を


大海原に手紙入れた 
ちいさな小瓶を投げこむような。


書かれた文字は



アナタの

声を

声を

声を

聴かせてくれませんか?




拾ったひとが途方にくれるような
漠然とした

願い。







波に飲み込まれて
消えた

ちいさな小瓶 



ひとつ。







どうか

声を
どうか
 
わたしに。




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ゆうなぎ [MAIL]

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