はじめるのは はじめられるのは いつも やっぱり どんなことがあっても
此処から。 此処からだけ。
どれだけ泣き喚いても パニックになっても 完全に粉々に壊れても壊されても
此処に立っていることを 認知することから。
怖くても 不安でも 恐れても 打ち勝てなくても 震えが止まらなくても
時に逃げ出しても みっともなく這いずり回ろうと
棄てられないもの が 此処だ。
此処は
わたし自身 あなた自身
誰も自分自身を完全に棄て去ることはできない。 それがどれだけ酷(むご)いことでもそうなんだよ。
涙と鼻水で顔グシャグシャにして叫び続けた声はとうに枯れて 生きる意味だとか希望だとか そんなキレイゴトにイラついて わかったような言葉を憎悪して そうして 絶望して。
でもだからそれでも
そんな現実でも棄てるな。 借りていた命を返す最期の瞬間まで諦めるな。
これはエゴで独善で押し付けで勝手な言い分。 それでも それでも
ゆずれない願い。祈り。
わたし という名のアナタへ ワタシ自身から
わたしへ。
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ツヨクなんかないよ。
わらってしまうほど ナサケナイほど。
だから言い聞かせる。 誰でもないジブンに。
何度も。
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