++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年05月03日(火) 此処(ここ)から

はじめるのは
はじめられるのは
いつも
やっぱり
どんなことがあっても

此処から。
此処からだけ。

どれだけ泣き喚いても
パニックになっても
完全に粉々に壊れても壊されても


此処に立っていることを
認知することから。


怖くても
不安でも
恐れても
打ち勝てなくても
震えが止まらなくても

時に逃げ出しても
みっともなく這いずり回ろうと


棄てられないもの が
此処だ。


此処は

わたし自身
あなた自身

誰も自分自身を完全に棄て去ることはできない。
それがどれだけ酷(むご)いことでもそうなんだよ。


涙と鼻水で顔グシャグシャにして叫び続けた声はとうに枯れて
生きる意味だとか希望だとか そんなキレイゴトにイラついて
わかったような言葉を憎悪して 
そうして 絶望して。


でもだからそれでも


そんな現実でも棄てるな。
借りていた命を返す最期の瞬間まで諦めるな。

これはエゴで独善で押し付けで勝手な言い分。
それでも それでも 

ゆずれない願い。祈り。


わたし という名のアナタへ
ワタシ自身から

わたしへ。


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ツヨクなんかないよ。

わらってしまうほど
ナサケナイほど。


だから言い聞かせる。
誰でもないジブンに。








何度も。




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ゆうなぎ [MAIL]

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