昨夜 Kから 長時間の座り仕事で腰を痛めたみたいだという電話があり。 それ自体は確かに良くあることだけど かなり痛みが酷いようで。 湿布をしても痛みが取れないまま 朝を迎えたようなので 今日 救急病院で見てもらうことを勧めた。
ちょうど整形外科の先生がいてレントゲン撮っても異常なく とりあえず痛み止めを貰って帰ってきたと昼過ぎに報告Tel。
夜になっても芯の痛みはまだあるようだけど薬のおかげか だいぶ楽にはなったらしく 「早めに休んで様子をみてみるね」と メールがあった。
わたしは昨夜からKから聞いた症状とそれが当てはまる可能性の ある病気の検索をずっとしていた。 馬鹿みたいに何も手につかなくて 食欲も全く無くなって。 どうにも心配で堪らなくて。 ほんの少しの不安の芽でも摘み取って安心したくて。
他人から見れば多分心配性にもほどがある と思われるだろう。 けれど わたしには病気に対しては過敏なほどの怯えがある。
怯えというよりも恐怖心。 深層心理に刻み付けられた。
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アノヒトの時も始まりはほんの軽い小さなモノだった。 でも それが最期にはその命を喰い尽くした・・。
もう 嫌なんだ。耐えられないんだ。 命(ひと) を 失くすのは。 それを 見ることは。
アノヒトが逝くまでの時間をこの目でずっと見ていた。 目を閉じることも耳を塞ぐこともできず ずっと見ていた。 ---------------------------------------------------------
怖いんだ。怖くて堪らないんだ。 遺されることには もう耐えられそうにない。
Kは笑って 大丈夫だよ っていう 心配しないでいいからね って
もちろん 大丈夫で ほんとに心配性なわたしときたら おかしいよね って自分にも言い聞かせる。
でも 身体の震えが止まらない。 怖くて怖くて怖くて もしも 今度 この命(ひと)を失くしたら わたしは発狂する。
耐えられ ない んだ もう それだけは ほんとうに お願い どうか。
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何もできない。 何一つできない。
どんな時も どんな運命にも
それでも だから 祈る 願う
無力な無力な この掌握り締めながら。
祈り続ける
お願い お願いします どうか どうか
もう
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そうして
わたしは
最期まで 発狂しても 辛いと耐えられないと 醜く悪態をついても その力さえ無くなって ただの息をするモノになっても
自分から命を捨てることだけはしまい と そう言い聞かせる。 根性も勇気もないから 何処まで貫けるかわからないけど みっともなく足掻くだけ足掻いて終わるかもしれないけど
それでも
それは もしかしたら
ちっぽけな臆病者の わたし の
精一杯の密かな反逆の決意かもしれない。 掠れて声にならないけれど雄叫びかもしれない。
運命という名の神様への。
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:誰かへの報告みたいなもの:
「キノの旅」遅ればせながら 読んでます。 たまたまアニメの方から2話ほど偶然見たのが始まりだけど。
辛い話や考えさせられるような物語は この所 耐えられなくてずっと敬遠してきたのだけど 不思議と この物語は読みたい と思って 一気に今まで文庫で出ている全巻を買ってきてしまいました。
淡々とそこにありのままに差し出されているだけだから わたしにも読むことができるんだと思う。
そこにあるのはそれぞれの時間と命と運命と デフォルメされているようでいてとても ある意味 ありふれている何処かで重なる物語。
そうしてキノは旅人。 それ以上でもそれ以下でもない。
ただ 抱えて背負いながら 旅を続けている。
勝手な解釈と思い込みかもしれませんが。 キノの旅に魂を寄り添わせてみたくなったのかもしれません。
そんなことを想いながら。
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