昔の・・・
閉じ込めていたはずの記憶がふっと流れ出す時がある。 不思議とそれは懐かしいような もの悲しいような そういう変に静かなものになっていて。
記憶の中のその人はどこか申し訳なさそうな寂しそうな顔で。 茶色の帽子とマフラー 薄くなった肩に重たげなコート 小雪のちらつくバス停に立っている。
春 夏 秋 冬 繰り返し そうして春を待たずに。
苦しみも痛みも涙も憎しみさえ どんどん浄化されていって優しいものだけになる。
ただ哀しみだけが刻印のように消えない。 透明になっていってしまう想い出の中で
ただ哀しみだけがひっそりと立ち尽くしている。
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薬を飲み始めて・・・どうだろう 目に見えて はっきりとかそういうのは感じないけど それでも大きく気持ちが落ち込んでないという気はするし これからの気の重くなることにしても とにかく 今から考えまい 忘れていようという風に考えるようになってる。
正直効いてるのかどうかわからないにしてもこれ以上 薬を 増やしたくないという気持ちはある。 色々薬について読んだりして増やせば増やしただけ抜くときが 大変そうだし自分が何も感じない人間になってしまうのも やっぱり嫌だと思ったり。
次回の診察でもできるだけ 大丈夫です。随分楽になりました。 と無理しても言わなくては・・とか考えてる自分がいたりする。 それでも じゃあ 薬無くても大丈夫なのかと言われたら 自信が無い。薬は欲しい。少しでも頼るものが欲しい。 おまじない お守りのようなもの。
無理しようと思えばできる。多分 ちゃんと普通を装うこともできるはず。多分 大抵のことは気力で抑えられる。元々それで やってきたんだし 今は薬があるんだから。
例えば 他人の望む反応だったり 答えだったり そういうのきちんとできるよ。わたし、そういう模範解答 得意。
寝たくないという反抗心みたいなのがだいぶなくなってきた気がする。 睡眠薬 頼んでみようかなと思ったり。
大丈夫なのか大丈夫でないのか できそうなのかできそうにないのか
ほんとは わからないわからないわからない
頭の中は支離滅裂。
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