++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年03月01日(火) 病院へ行こう*なけなしの勇気・予約電話*

子供の蕁麻疹は薬のおかげでありがたいことにすっかりひいてくれたので
朝 熱も無かったこともあって 念の為に学校の先生へ
こういう状態だったので大丈夫だと思うけれど何かあればご連絡ください
・・という手紙を持たせて登校させた。一安心した。

朝は相変わらずダメだ。子供を送り出すまでは何とか気力で動けるんだけど
その後 小一時間 部屋のテレビの前にうずくまったまま動けない。
どういえばいいんだろうか。ものすごい倦怠感。
それでも何とか少しずつ本当にノロノロと洗濯をしたり片づけをしたり
掃除機をかけたり・・これすらできなくなったらいよいよダメだという
強い強迫観念とやはり子供のことがあるからだろう。

今朝は病院へなんとか予約電話を入れよう・・と決意していたんだけど
それでも予約開始時間の8時になっても身体がいう事をきかない。

9時になったら・・とか自分で言い訳しながらぼーっと
してしまってる。
そうこうしてるうちに9時。このままじゃダメだ と
自分に言い聞かせて鉛みたいに重たくなってる身体
(大げさのようだし情けないけどそうなんだ)を動かして
電話する・・・けど話中。

何度リダイヤルしてもそうで やっと予約センターに繋がっても
「ただ今大変混み合っております・・」とテープの声。
どこかでほっとしたような このまま電話するのを止めようか・・
だって繋がらないんだから・・って
”繋がらないこと”を正当な理由にして済ませてしまいたい
誘惑にかられる。

でも それじゃダメだ。結局それじゃ何もならないんだ・・と
思い直し 半分ひたすら機械的にリダイヤルし続け・・・
やっと 繋がった。



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正直 怯んでしまったけどここで電話切ってしまったら
何もならない。とにかく緊張による声の震えを抑えながら
予約をしたい旨を伝える。

何とか今週の木曜日に予約をすることができた。

やっとほんの小さな一歩だけど踏み出せた。
電話を切った後 手が小刻みに震えて
受話器を握り締めてるのに気がついて苦笑する。

Kに携帯メールで報告。
『なかなか繋がらなかったけど今何とか予約できたよ』
折り返し昼に電話があり「ともかく良かったね」と。
声を聞いてなんだか安心する。

これで木曜日の病院は決定だ。
不安は大きいしすごく怖くてたまらないけど
とにかく一歩踏み出してみるんだ。

木曜日までに自分の状態、症状、それに一応の過去のトラウマに
なっている出来事についてを簡単にPCでまとめて印刷しておこうと思う。
その紙を持っていこう。
そうでないと例えば苦手そうなタイプの医者だった場合
多分 わたしは萎縮して何も言えなくなってしまったりするだろうし
またそうでなくてもありがちな先入観と思い込みでまた
「ご主人は天国で見守って・・」云々を聞きたくないから。

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こうしてエンピツで日記を書くようになってからこのジャンルの
他の方々の日記も色々読ませていただいています(ロム・読み逃げ
状態でこの点 申し訳ありませんが)
  
               ***

その中で表現や言葉は違ってもいろんな方が叫びのように書かれていて 
わたしもとても共感したことは
”簡単に 甘えてる だの もっと頑張れ なんて言ってくれるな!”
ってこと。
”もっと辛い目にあって頑張ってる人もいるんだから”だの
いかにもわかったような顔をして(その実何もわかってないし
見えてもいないのに)”逃げたって何も始まらない・・”だの。

はっきりいってわかりもしない人間にアドバイスなんてして欲しくもない。
中には確かにものすごく苦労されながらも文字通り頑張って色んなことを
こなし前向きに生きてる人もいて それはすごく素晴らしいことだと思う。
でも そうばかりもなれない人間だっているんだよ。

動かしたいのに身体が鉛のように重くて胸に大きな塊があるように
息が苦しくて・・ 
どんなにタスケテって叫んだって誰も助けてくれるはず
ないことくらい嫌ってほどわかってるよ。

それでも「タスケテ」って天に向かって叫ばずにはいられない気持が
アンタにわかるか?

結局ね 痛みだとか苦しみだとか人それぞれで比べられるものでも
ないし 痛みに対する耐性は人それぞれ違う。

AさんもBさんも同じような苦労してたとしてAさんがそれでも立派に
前向きに生きてることはそりゃ素晴らしいことだろうけど
じゃあBさんがその心の痛みに耐えかねてどうにかしなきゃ・・と
思いながらも葛藤し続けて苦しんでたらBさんは甘えてるって
ことになるの?

わかってくれとは言わない。弱いダメだと甘えてると思うなら
そう思ってればいい。だから 頼む わたしの心に触るな。

これは わたしたちの血を吐くような叫びだ。


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死にたいとは思わない。
いいや 正確には 死んでも楽になるとは思えない。

3年間 ずっと一人の人間が死んでいく姿を
目の前でみてきた。命の消えていく最期を看取った。
命の重さとその意味を突きつけられた。

こんなことを言うのは不謹慎かもしれないけれど
だから ある意味 死にたい と思える人が
皮肉でもなんでもなく羨ましい。

そこにいけば救われると信じられることが羨ましい。

生きることにとても疲れてしまって。
けれど死ぬことにも希望を見いだせないわたしは
宙ぶらりんのまま世界が灰色に侵食されていく様をみている。


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ゆうなぎ [MAIL]

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