ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2009年05月25日(月)  ©  元々、そんなオンナは居なかったのです、よ。


スッピンパジャマで出掛け、コンビニに寄って
車の中で、話を、した。

色々謝られたけど
もぅ昔の事だし、平和に暮らしてるから今更いいよ、と言った。

引っ掛かっていたの、だろう
ワタシを傷つけた自覚は、十分有るようだ。

良かった、其処の感覚は正常で。

まぁ、だからと言って、今更謝られても如何にもならないし
失った時間も返って来ないから、其の謝罪は無意味、で
彼の気が済むだけ、だ。

色々過去の謝罪を含め、色々言って居たけれど
彼の言いたい事は、戻って来て欲しいと、そう言う事なのだ、ろう。

ワタシは、友達でいいじゃないか、と
今更、あの時の様な覚悟を、また持つ気力は、無い。
1度ならず、2度もワタシの人生を狂わせる気ですか?

思ってる事を、其の侭告げた。



実際、赤ちゃんが欲しかったけど出来なかった1年間
入籍しようとしていた矢先、身内に不幸があったり、会社が傾いたりして
延期になった挙句、疲れて仕舞ったワタシ達。

如何考えても縁、無いだろ。

ただ、付き合ってた時よりも、言いたい事が言え
気楽に付き合える関係になった事が、嬉しかった。

言いたい事を言い彼に嫌われ様と、今更如何でも言い訳で
もぅ、連絡を取り合う事も無いと思ってた人だから
喧嘩して、疎遠になっても、元の状態に戻るだけ。

あの頃のワタシとはもぅ違う、のだ。

彼を第一優先に生活していたあの頃、彼の為だけを考え行動していた
あの頃のワタシでは、もぅ、無い。

其れだけは理解して欲しくて
貴方が、手放して後悔しているアキラはもぅ居ないと言う事は
ちゃんと解って欲しくて、彼に何度も言った。

ワタシは、もぅ、あの頃のワタシでは無いから。と。

きっと、元々そんなオンナは居なかったのだ
あの人に合わせ、無理して、苦労して、其処に居た、だけ。



そぅ・・・貴方が思ってる様な
そんなオンナは元から居なかったのですよ。




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