ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2008年06月25日(水)  ©  最悪の状況を踏まえて行動しよう、の、会。


5月の頭に別れた時、ワタシは引っ越す事に、していた。
泰史邸と晃邸は車で5分とかからない処で
彼の長男がソフトの練習をする公園は晃邸から見える場所にある
もしワタシが、町内会みたいなものに入れば
多分、同じ町内会なのだろう。

だから、少しでも遠くに行きたくて、引っ越す事に、した。
彼を忘れる為に、付き合ってもいいかなぁ、と思って居た人も居たし
幸い、其の人が引っ越し費用から全て負担してくれる事になって居た。
今の家の退去手続きも、引越し業者さんの見積もりも終わり、住む所もほぼ決定
荷物をまとめ始めた時に、泰史から連絡が入り、今に至るのだ。

其れ以来、晃邸のスペアーキーを持って居ない泰史
使う機会なんて殆ど無いけれど、スペアーキーが無いと不便だ
と、取れる事を言った事もあるけれど、やんわりごまかし渡す事は無かった。
1 回 失 く さ れ て る し 。

彼も学んだ、の、だろう。

日勤を終えてから、お弁当箱を晃邸に持って来る事になっていたけれど、ワタシは、既に出勤した後
彼が『弁当箱如何しようか?』と言ったので『ドアノブに掛けておいてくれたらいいよ。』と言うと。



仕事が終わって、ちゃんとポストに入ってるかなぁと思いつつ帰ろうとしたら、電話が鳴った。
何故、まだ起きているんだ?

『何でまだ起きてるの?』
『DVD観てた。あのさ、まだ弁当箱持って行ってないんだよ。』
『あーそうなの?別にいつでもいいよ。』
『俺、明日も日勤で5時半起きだから、お前が家に着く頃、俺もそっちに帰るから。』
『うん、解った。』
『弁当お願い出来る?』
『うん、いいよ。』

そんな訳で、買い物をして急いで帰った、が
彼は勿論帰って来なかった。

うん、寝ちゃったんだね
解ってたけど無理なら来るって言うなよ。
俺様は、如何したらいいの?
寝ていいの?
お弁当作った方がいいの?
朝まで起きてて、電話で起こした方がいいの?

少し考えた結果

まぁ、朝はバタバタしてて晃邸には寄れないだろうけれど
万が一来た時に、お弁当がなかった困るだろうから
お弁当を作って、一応彼の起きる時間に電話を掛け起こして、其れから寝よう、と決めた。



最悪の事態を考えてて正解だったね。

そして夜、知り合いと御飯を食べたついでに、ワタシの勤めるお店によって、お弁当箱を返した、彼。
とっても迷惑、だ。

てゆうか
使わないんだから、ついでに合鍵も返して欲しかったよ。



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